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考察に関するyuu_314のブックマーク (2)

  • 「言の葉の庭」を観て――ありふれた46分間の波紋 - subculic

    たぶん、これは人生における「波紋」の物語なのだろう。『言の葉の庭』は新宿御苑の池に降る雨の波紋を映すところから始まる。美しい光の反射は新海誠監督の得意分野だが、作に置いて反射は波紋という形になり、象徴的な現象として扱われている。編でいちばん驚かされたのはクライマックス、マンションに反射する激しいの水紋だった。フローリングへ、扉へ、壁へ。水の映す場所に制限はないとでも言うかのような、水の底に沈んだイメージを「当の気持ち」がある場所へと誘い、盛り上がりをみせるドラマと重ねた演出で、ああこれは15歳という多感な少年へ、27歳という社会に出た大人の女性へ、それぞれに「波紋」をもたらす祝福された時間の映画なのだとはっきりわかった。新海誠監督のテーマは一貫している。何処か届かないものへ手を伸ばすこと、美しいものを追い続けること。連なる時間と距離。年齢という歩んだ時間の違いを距離に、恋愛の断絶感に

  • 咲-Saki-色のクオリア――能力者は量子雀牌の夢を見るか? - Danas je lep dan.

    神はサイコロを振らない。     ――アルベルト・アインシュタイン 雀卓は宇宙やから!     ――清水谷竜華 咲-saki-ではモモや怜など特殊な能力者をのぞけば、能力者は牌の位置を操作することで能力を発動しています。代表的な能力者の咲は、必要牌を嶺上牌におくことで能力を発揮しています。では、どの段階で牌の位置は操作されているのでしょうか。 常識的に考えれば、牌ヤマがセットされた段階で牌の位置は決定されているはずです。ですが、競技者の選択によって必要牌は変化します。最たるものでは、Bブロック2回戦では、霞がすべての一色を自分の配牌とツモ牌におくという能力を行使しましたが、他の競技者の鳴きが入ってからは一色は新たなツモスジに移動しています。 たまに「誰もその牌が何かは分からないのだから、入れ替わっても矛盾はない」という人がいますが、麻雀牌くらいマクロな物体だと、視覚で認識されているのと変わ

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