私は2013年6月に、3人のトップデータサイエンティストが集った「日米データサイエンティスト頂上座談会」に立ち会う好機を得た。このとき、米ヤフーなどでデータサイエンティストを歴任した米ピボタルのアニカ・ヒメネス氏は、データサイエンティストに求めるコアとなる2大スキルは「統計学とプログラミング能力です」と言い切った(関連記事:「統計学とプログラミング能力の2つが両立していないと、採用でイエスと言えません」)。 正直言うと、私はこの話を聞きながら、「それは厳しい条件だな」と思った。なかなか日本には、この2つを満たせる人はいないだろう。 加えて座談会に集まった3人は、データサイエンティストにはコミュニケーション能力も必要であることで考えが一致。ますますハードルが高く感じられた。 ところがそれから約1カ月半後、上記の素養を満たす人に取材で会うことができた。相手はディー・エヌ・エー(DeNA)にいた
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