今回はブートローダのお話です。ブートローダとはOSを起動するためのソフトウェアのことで、通常OSとセットになっているためブートローダだけを意識することはあまりないかもしれません。特にWindowsのようなOSは、OS一式を1ベンダが開発をしているため、ブートローダを意識することはあまりないかと思います。しかし、PC上でのOSの起動には、必ずブートローダを利用するという仕組みが必要であり、ブートローダというS/Wなしに、現在のストレージデバイスから巨大なS/WであるOSが起動する仕組みは作れないでしょう。今回はそのあたりの仕組みも含めてお話します。 基本的にコンピュータが起動するフローには、物理的(H/W)なアプローチから論理的(S/W)なアプローチに切り替わるタイミングというものがあります。その切り替わるタイミングというのはコンピュータの役割や物理的な構成によって異なるため、一概には同様