ウクライナ軍のバレリー・ザルジニー総司令官/General Staff of the Armed Forces ofUkraine (CNN) 第2次世界大戦が終わって80年近くたつ。それでも、戦争の戦略観を定義づけるレガシー(遺産)は今日まで続いている。 航空、ミサイル技術、宇宙基盤の資産などでめざましい進展があった一方、勝利の概念は変わっていない。敵を壊滅させ、領土を確保または解放することだ。 それでも、それぞれの戦争には独自性がある。 そして軍司令官にとって、各戦争がどう形成されるか、その違いを早めに理解することほど難しい課題はない。それが私の見解だ。 その一つ目の要因は、技術の進歩だ。それは兵器や装備の発展を決定づけるものとなる。 二つ目は国内外の政治状況と経済環境だ。 勝利は独自性のある戦略を必要とし、独自性のある論理に従って実現する。 この戦争の中心的な推進力となってきたのは、
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