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文芸に関するyuzuk45のブックマーク (2)

  • 映画メモ・2020 小西康陽 | memorandom.tokyo

    ちょうど一年前、東急Bunkamuraのル・シネマで新年早々に行われたオリヴィエ・アサイヤス監督の特集上映が満席で大混雑していたことを、この鑑賞リストをながめながら思い出す。去年の正月、東京に住む人はまだ誰も新型コロナ・ウィルスのことで騒いだりしていなかったはずだ。中国の武漢という都市が新しい疫病で封鎖されている、という報道を知ったのはいつだったか。2月に早稲田松竹でジャ・ジャンクー監督の『帰れない二人』という映画を観たとき、チャオ・タオという女優が演じるヒロインが列車の中で、これから武漢に向かう、と話すのを観て、それ、いま話題の街じゃないか、と思ったが、そのときは物語を追うのに夢中ですぐに忘れてしまった。いや、その前日、ラピュタ阿佐ヶ谷のモーニング・ショーで桑野みゆき主演の『明日をつくる少女』を観に行ったとき、寒いので膝掛けを借りようと上映前にスタッフの女性に声を掛けたら、新型コロナ・ウ

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  • 課長の告白

    「私は君たちを性の対象としてしか見ることができない。申し訳ない」 そう言って課長は、会議室に集めた女性社員たちに深々と頭を下げた。「課長、頭を上げてください」 女性社員のひとりが声をかけたが、課長は「頭を上げることはできない。当に申し訳ない」と頭を下げ続けた。 「課長、私こんな話聞きたくありませんでした。幻滅です」「私もです」「課長、最低!」 女性社員たちは口々に嫌悪感をあらわにした。「大体どうしてこんなことを……」 それはもっともな疑問だった。しかし課長は頭を下げながら「申し訳ない」と繰り返すばかりで、疑問に答えることはなかった。 「一体何の騒ぎかね、これは」 会議室の入口に部長が立っていた。部長は女性社員に囲まれ頭を下げる課長の姿に眉をひそめた。「説明してもらおうか」 低く威厳のある声が会議室に響いた。しかし課長は頭を下げたまま黙っている。不穏な空気が会議室に漂い始めていた。 「君、

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