理事長挨拶 このたび一般財団法人上野千鶴子基金を開設いたしましたのでご案内申しあげます。 ひとの倍から3倍、働いてきました。収入もそれに見合うだけありました。ブランドにも宝飾にも興味がなく、シンプルな暮らしをしてきましたので、おカネが残りました。わたしの人生も終わりから数える方が早くなり、使い道を考えるようになりました。 子どものいないわたしには遺す者がいません。遺言書を書きましたが、死んでから遺贈するよりも生きているあいだに、使い道を選びたいと思うようになりました。そこで財団を設立することにいたしました。 財団の名称に個人名を記すことにためらいがありました。が、友人たちから、名前だけで財団の目的が説明しなくてもわかるから使わない手はない、とつよく勧められました。なるほど、と思いました。で、僭越ですが、上野千鶴子基金と名づけました。 すでに功成り名遂げた方を顕彰することはいたしません。草の
![上野千鶴子基金](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/692941a57a623f21534d37806c4ac873790b43b6/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fuenofoundation.com%2Fufwp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2023%2F05%2F08c2cca5e458f3d2d4ef2d500112af3c.png)