文/森山誉恵(NPO法人3keys代表理事) 【前編「先進国で最悪水準『子どもの貧困』~ひとりの男の子と統計データが示す厳しい現実」はこちら(http://gendai.ismedia.jp/articles/-/48680)】 自分なりの生きる術によって、さらに孤立 彼は夜遅くまで公園やコンビニ前などで遊ぶ習慣がありました。 学校へは行くけれど授業についていけないので寝たり、友達と話たりして終わる。部活動のサッカーをして帰るけれど、それでも授業で寝ていたことや、年齢的にエネルギーが有り余っているせいもあって、放課後は夜まで遊んですごしていました。 家庭にいた頃は、誰もいない家には帰りたくないし、塾や習い事に行くお金もない家庭なので、自然と夜まで友達と遊ぶけれど、楽しいのは最初だけ。だんだんやることがなくなり、次第にたばこやお酒に手を出し、夜の時間にいる年上の人たちとつるむようになっていま
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