(CNN) 過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が「首都」と称するシリア北部ラッカで、同市が近く包囲される可能性があるとみてISISが非常事態宣言を出していることが14日までに分かった。米軍当局者らは、こうした見方を伝えるソーシャルメディアや報道を注視している。 ISIS掃討作戦を担う米軍主導有志連合のスティーブ・ウォーレン報道官は13日、記者団に対し、ラッカで非常事態が宣言されたのを確認したと指摘。「敵は当然ながら、脅威を感じている」と述べた。 報道によると、ISISは人員をラッカ市内で移動させているほか、空爆や地上からの攻撃の標的となる可能性のある場所を守るため、一部地域では覆いで隠す対策を試みているという。 ウォーレン報道官は、シリア民主軍やシリアアラブ連合といった勢力がラッカの東西で作戦行動を行っていると指摘。有志連合軍は、ISISがこうした作戦行動に対応する動きを