内臓や骨の様子は今でこそよく知られており、Google Body Browserのようなウェブアプリで隅々まで観察することができますが、その昔は解剖はタブー中のタブーでした。そんな医学の夜明けの時代に作成された人体の解剖図です。筆で書かれた日本画調のタッチが時代を感じさせます。 982年ごろ書かれたとされる丹波康頼の「医心方」から1860年ごろに模写されたと思われる妊婦の絵。 14世紀の僧侶であり医者であった馬島清眼は、伝説によると夢に現れた仏に眼病を癒す術を授けると言われたそうです。その夢を見た次の日、仏像の横を見ると医術の本があり、これを読んで馬島は医者になったとのこと。 1790年ごろの書物にあった頭蓋骨の穿孔手術のための道具。長崎の出島を通じて入ってきた西洋の医学に関する書物に掲載されていたもの。これらはオランダ語の幕府公式通訳として働くかたわら、西洋式の外科手術を学んだ吉雄耕牛に