このままでは日本農業は消滅してしまう──「農林業センサス」によると、1995年に59.6歳だった基幹的農業従事者(主な仕事として農業に従事する人)の平均年齢は、2013年には66.5歳に到達。肉体労働も多い農業にとって高齢化の進行は深刻であり、いかに若者を農業へ取り込むかは喫緊の課題だ。 しかし農業といえば職人的な家業の世界。本業として従事する敷居は高く、バイト感覚の延長で気軽に手を出せるものでもない。農業生産法人hototo代表取締役の水上 篤氏は、こうした状況をICTの力で打破するべく取り組みを進めている。 「農業従事者が減少したときに何で担保するのか。今はスマートフォンがあるので、昨日やって来た人が、今日は一人でまぁまぁ働ける仕組みを作れます」(水上氏) hototoでは、日報や情報発信にFacebook、デジタルデータの管理にDropbox、マニュアルの作成にTeachme Biz