基本的には犬は「忠誠」の象徴として描かれることが多いです。 神や君主への忠誠を表すシンボル、またはアピールとして描かれました。 貴族の肖像画に描かれる犬は「大切なペットと一緒に」というよりも「君主」への忠誠の意味が込められたいたりもします。 あざといですよね〜(*´罒`*) ヤン・ファン・エイク『アルノルフィーニ夫妻像』1434年 ロンドン・ナショナル・ギャラリー また、カップルと一緒に犬が描かれる場合は、ほぼほぼ結婚の意味があると思ってOKです。 これは、夫婦間の忠誠、いわゆる貞操(主に女性のほう)を意味しています。 面白いのが、「忠誠」という概念があるからこそ「裏切り」が生まれるってことで、本来の意味とは真逆な「裏切り」の意味を持つこともがあるんです。 ピーテル・パウル・ルーベンス『最後の晩餐』1630年 - 1631年 ブレラ絵画館所蔵 最後の晩餐では裏切り者の代名詞であるキリストを
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