■急激に普及したスマートフォン この1〜2年、日本で最も変化したことをあげるとすれば、『スマートフォンの急速な普及』が上位に来る事は誰も否定しないだろう。特に首都圏にいて電車に乗っていると、見かける携帯電話の7〜8割以上がスマートフォンといっても過言ではない。iPadのようなタブレットを取り出して何か読んでいる人もかなりいる。もちろん、実際にはまだガラケーを後生大事に手放さない人も少なくない。私の友人にもそういう人は何人もいる。だが、もう大勢は決したと言わざるをえない。何せ、各キャリアの携帯電話の発売計画を見ると、9割方スマートフォンだ*1。携帯電話のバッテリーの耐用年数はそれほど長くないことを勘案すると、早晩ガラケーはレア・アイテムと化す運命にある。 この雪崩現象とでもいいたくなるような状況は、日本人の行動パターンを様々に変えつつあるが、その中でも一番大きいのは、当然外出先での行動の変化