ありがとうございます。 この本は、あとがきにも書きましたが 御社の乗組員である 西本(武司)さんという人が 「PRさん、うちでなにか書きませんか?」と 声をかけてくださって 「私に、できるのかな‥‥」と不安に思いながら 書きはじめたものです。
・日記をつけていると、日記が人生の主役になっていく。 と、なんだか怖いようなことを言ったのは、もちろん、 何十年も日記を続けている横尾忠則さんである。 日記になにか書きたいと思うから、 どこかに出かけたり、だれかに会ったりする。 いや、そういうことをしてきたという。 「だから、日記に人生を乗っ取られちゃうんだよ」 と脅かすように言うのだけれど、 ご本人はそれをずっと続けているから、 こういうじぶんになったのだ、とも思っている。 ずうっと昔に横尾さんの日記を見せてもらったことは、 いまの「ほぼ日手帳」の存在に、 なにか影響を与えているんだろうな、と思った。 ・などという話もしたけれど、 昨日の半年ぶりくらいの横尾忠則さん訪問は、 それこそ日記に記しておきたい時間になった。 いまはここで軽く書いたりしないことにする。 88歳になった横尾さんが、 「こんなこと話したことないよ。 だれも聞かないし
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