2008年05月17日16:00 カテゴリ書評/画評/品評 キューバに学ぶ - 書評 - 吉田太郎による二冊 築地書館より、「本が好き!(β)」経由で指名献本御礼。 200万都市が有機野菜で自給できるわけ 世界がキューバ医療を手本にするわけ 吉田太郎 面白い。実に面白い。 こういう言い方もなんだけど、北朝鮮レポートよりよっぽど面白い。 There's more than one way to run a country. 双方とも、今世紀のキューバのレポート。「200万都市が有機野菜で自給できるわけ」はキューバがいかにして冷戦崩壊による食料危機を乗り切ったかを、「世界がキューバ医療を手本にするわけ」は、いかにして貧乏国が先進国なみか時にはそれに勝る医療を提供してきたかをレポートしている。 「200万都市が」の方は400ページ以上、「キューバ医療を」の方も280ページ以上の詳細なリポートなの