(CNN) 犬の年齢を7倍すると人間の年齢になる――。定番の計算方法だが、その誤りを指摘する論文が米医学誌セル・システムズに2日発表された。 研究チームは理由として、犬と人間では年齢ごとの成長ペースが異なることを挙げている。 米カリフォルニア大学サンディエゴ校医学部の研究者たちは今回、この差を考慮に入れた新たな計算式を開発。声明によると、ラブラドールレトリバーのDNAに見られるメチル基のパターンの変化を追跡した結果、犬は若いうちは人間に比べ早く成長し、成熟期に達すると老化が遅くなることが判明した。 声明では論文の筆頭著者トレイ・イデカー氏の言葉を引用して、「そもそも、生後9カ月の犬でも子どもを持つことができるので、犬の1年を人間の7年に換算するのが正確な目安でないことは最初から分かっていた」と説明している。 今回の研究を基にすると、1歳の犬は30歳の人間に、4歳の犬は52歳の人間に相当する
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