中国工業情報化部がこのほど発表した電子情報産業に関する統計によると、中国のカラーテレビ生産台数は2010年、1億1800万台、携帯電話は9億9800万台、マイクロコンピューターは2億4600万台、デジタルカメラは9千万台で、いずれも世界最多となり、世界の製造大国としての位置付けが一層鮮明になった。中国共産党の機関紙、人民日報(海外版)が伝えた。 情報技術分野の研究開発で中国は明らかな成果を上げている。2010年末現在、中国の同分野の特許出願件数は前年より10%以上増えて110万件を上回り、サーバー、通信機器、ソフトウェアなど多くの分野で大きな進展を遂げた。新製品の開発も加速しており、一定規模以上(国有企業または年間売上高が500万元以上の非国有企業)の電子情報製造業における新製品の生産高は1兆4210億元(約18兆円)になった。 また電子情報産業の売上高は前年同期比29.5%増の7兆8千億