令和3年9月、インターネット上で動画配信などをしていた少女に対して、前年の8月や9月に「明日ナイフで何度もさしまくる」「明日、家にトラックで突っ込む」といった書き込みをした20代の男が脅迫の疑いで逮捕される事件がありました。 ネット上の悪質な書き込みは社会問題となっており、上述したような行為が脅迫などの犯罪として逮捕される例も多発しています。そして、「法的手段をとります」といった、表面上は正当な権利を行使する旨を伝えているだけの行為でも、脅迫罪が成立する場合があるのです。 本コラムでは、脅迫罪の成立要件や刑罰の内容、類似の犯罪との違いなどについて、ベリーベスト法律事務所の弁護士が解説します。