ユーザー同士で無線LANアクセスポイント(AP)を共有するグローバルプロジェクト「FON」を展開する英FON WIRELESSは3月29日、伊藤忠商事とエキサイトから出資を受けたと発表した。日本法人のフォン・ジャパンとこの2社で連携し、FONネットワーク拡大に向けて国内で事業展開する。 FONはスペインで始まった無線LAN共有プロジェクト。ユーザーは専用のルータ「La Fonera」を利用し、自宅の無線LANアクセスポイント(AP)を開放すると、他のユーザーが開放したアクセスポイントも無料で利用できるという仕組み。機器の販売と、海外で始めている有料サービスが収益源だ。国内ではフォン・ジャパンがデジタルガレージと協力して事業展開している。 国内ユーザーは昨年12月から本格的に募集し、すでに1万8000人が登録したという。国内AP数は都内を中心に約9500カ所。国内最大の公衆無線LANネットワ