生物多様性保全は社会的課題ということでいろいろなところで見聞きするようになり、環境問題としての重要性も認識されつつある昨今です。ではどんな本を読んだら勉強になりますか、ということをよく聞かれますので私が読んだ一般向け書籍のなかで勉強になった本をいくつか紹介します。 宮下 直(2016)となりの生物多様性 ―医・食・住からベンチャーまで.工作舎. www.kousakusha.co.jp※著者は進化生態学や保全生態学が専門の研究者(東京大学教授)で、一般向けに「生物多様性の恵み」について解説した本です。生物多様性を保全すると具体的にどんな利益があるのかについてわかりやすく紹介しています。 ウラケン・ボルボックス(2019)侵略! 外来いきもの図鑑 もてあそばれた者たちの逆襲.パルコ. publishing.parco.jp ※侵略的外来種を一種ずつイラスト中心に解説した本ですが、全体を通して