その探求自体が近年、急速に進化しつつあり、場合によっては自ら生命を創造しかねない勢いだ――そう気づいた筆者も人生半ばをとうに過ぎた。置き去りとならないうちに、どこまでわかったのか、わかりつつあるのかを追いかけてみたい。 第2回の最後でお願いしたアンケートだが、回答数がまだ少ないようだ。ブルーバックスのサイトがしばらくメンテナンス中だったこともあると思うので、もうしばらく待ってみたい。 「地球の生命は、どこで誕生したと思いますか」という質問に対して、1月10日現在では「地球の海中(熱水噴出域など)」が6割近く、「地球の陸上(温泉地帯など)」と「彗星や小惑星」が、同列でそれに続いている。 「がらくた生命」vs.「RNA生物」 前回、生命がどこで誕生したのかという問題について「海底(熱水噴出域)説」と「陸上(温泉地帯)説」の二つを比較してきた。 その続きだが、海底説のメリットとして挙げた中に「(
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