穏やかなはずの生活が足元の異変で一変した。広島市西区で26日、地中での工事のさなかに道路の陥没や隆起が発生した。付近の住宅や事業所の建物にもひび割れや傾きなどの被害が広がり、自力で屋外に避難ができなかった人も。「地震と思った」「家に帰れるのか」。避難所生活を余儀なくされるなど、住民に衝撃と不安が広がった。 <関連記事>住宅街の道路が隆起・陥没 水あふれ、傾く建物内で閉じ込めも <関連記事>広島市の陥没事故 市が記者会見で陳謝 この日の午前9時台。西区福島町2丁目で5本の道に分かれる交差点付近は道路がめくれ、アスファルトの塊が地中に沈んでいた。他にも隆起などはないものの、ひび割れた箇所はいくつもあった。