前回の化学賞の予想に続き、今回も研究棟の遠藤斗志也先生(京都産業大学 教授)にご協力をいただき、ノーベル生理学・医学賞の予想を伺いました!題して この成果なくして、今の研究なし! 【分野】 細胞生物学(生理学・医学賞) 【研究者】 森 和俊 氏, Peter Walter 氏 ニュースでご存知の方も多いと思いますが、今年2014年9月発表のラスカー賞(基礎医学部門)は、森先生(京都大学)とピーター・ウォルター氏(カルフォルニア大学)のお二人が「小胞体ストレス応答の発見とその主要シグナル伝達経路の解明に関する研究」で受賞されました。ラスカー賞はノーベル賞の前哨戦として名高い賞です。(森先生とウォルター氏のお写真も掲載されています↓) http://www.laskerfoundation.org/index.htm (リンクは削除されました。また、URLは無効な場合があります。) で・・また
朝晩が冷え込んできましたが、未来館のノーベル賞関連イベントはヒートアップしています!この勢いですと、発表当日は頭から煙が出るか、ついに知恵熱が出るか...。連日のブログ・ラッシュの通り、ノーベル賞の発表まであとわずか! 今年もお客様にご参加いただきながら予想活動をしてきましたが、それはもう至難の業。 そうだ!研究棟の先生に聞いてみよう! そうです。未来館には第一線で活躍する様々な分野の先生方がいらっしゃるのです!今回、ご協力頂いたのは京都産業大学 総合生命科学部 遠藤 斗志也 先生。遠藤先生は、タンパク質の一生と、細胞内のミトコンドリアをつくる仕組みを研究されていて、未来館でのご活動についてはこちら (リンクは削除されました)で紹介しています。 ではさっそく・・・ズバリ、遠藤先生の予想は?? 今年はコレがくるだろう! 【分野】 タンパク質科学,生化学(化学賞) 【研究者】 Franz-Ul
ポイント アルツハイマー病発症時に分子シャペロン「PFD」が増加することをマウスで確認 ヒト型PFDにより低毒性の可溶性オリゴマーが形成 低毒性と高毒性可溶性オリゴマーは抗体認識が異なり、表面構造の差異が毒性に重要 要旨 理化学研究所(理研、野依良治理事長)は、タンパク質の折り畳みを助ける分子シャペロン[1]の1つ「ヒト型プレフォルディン(PFD)[2]」が、アルツハイマー病の原因とされるアミロイドβ[3]の凝集を抑制し、低毒性化していることをマウスを用いた実験で発見しました。これは、理研の基幹研究所(当時)前田バイオ工学研究室のカリン ソルヤードゥ(Karin Sörgjerd)国際特別研究員(現 理研脳科学総合研究センター 神経蛋白制御研究チーム研究員)、座古保専任研究員、前田瑞夫主任研究員、理研脳科学総合研究センター疾患メカニズムコア神経蛋白制御研究チームの西道隆臣シニアチームリーダ
原因たんぱく、発症前に判定=アルツハイマー、血液から−長寿研 アルツハイマー病につながるたんぱく質「アミロイドベータ」が脳に異常に蓄積しているどうか、血液から判定する方法を発見したと、国立長寿医療研究センター(愛知)などの研究チームが日本学士院発行の11日付の学術誌に発表する。治療薬開発に役立つと考えられるほか、将来はアルツハイマー病発症前の検査に使える可能性もあるという。 同センター研究所の柳沢勝彦副所長、ノーベル化学賞を受賞した田中耕一島津製作所シニアフェローらが共同で研究を行った。 研究チームは血液中に、脳から流れ出したとみられるアミロイドベータに似たたんぱく質「APP669−711」があることを発見。血中のアミロイドベータの量と比較し、脳へのアミロイドベータ蓄積の有無を判断することに成功した。 患者ら62人の血液を調べ、現在、蓄積の診断に用いられている陽電子放射断層撮影(PE
富田 泰輔 東京大学 薬学研究科 DOI:10.14931/bsd.4523 原稿受付日:2013年12月7日 原稿完成日:2014年1月4日 担当編集委員:漆谷 真(滋賀医科大学 医学部 脳神経内科) 英:amyloid-β protein、Aβ 同義語:アミロイドβペプチド、amyloid-β peptide、βアミロイド、β-amyloid アルツハイマー病の病理学的特徴の一つである老人斑の主要構成成分は、アミロイドβタンパク質(Aβ)と呼ばれる40アミノ酸程度のペプチドである。Aβ沈着が病理学的に捉えられる最初期病変であること、Aβが凝集し、直接神経細胞毒性を示しうること、そして家族性アルツハイマー病患者の遺伝学的解析から、Aβの産生および蓄積の異常がアルツハイマー病の発症に深く関係しているという「アミロイドカスケード仮説」が現在広く支持されている。Aβは前駆体タンパク質APPの部
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く