■ 昨日で前期の授業は終了である。安堵する。後期の授業が始まるまでの二ヵ月半は、懸案の『朝日新書』原稿を仕上げる時間である。早々に決着を付ける必要がある。 ■ 午後、朝日新聞本社に出向いて、「保守論壇」の現状についてインタヴューを受ける。 担当のF女史曰く、「保守論壇誌の勢いは、最近、落ちている」だそうである。 この数年、雪斎は、「保守論壇」の住人ではないので、そういう現状になっているとは知らなかった。 ただし、「そうであろうな…」というのが率直な反応である。 たとえば、とある保守論壇誌の最新号のライン・アップは、下の通りである。 ①「年金」を政争の具にする愚かさ 甲氏 ②「外交的論争術」を安倍総理に言上す 乙氏 ③諸悪の根源「官僚政治」の打破を 丙氏 ④北朝鮮には圧力をかけ続けるしかない 丁氏 ⑤戦略眼を持った「主張する外交」を貫け 戊氏 これを次のようにシ