創始者・手島郁郎(1910〜1973)が1948年に聖霊を受け、それまでの無教会主義的活動を改めて、神の幕屋の運動を開始した。情熱的信仰に基づく布教と、「聖霊の御業」の出現が説かれ、集会を「幕屋の集会」(エクレシア)と呼ぶ。手島郁郎の死去後、手島千代子に継承されている。1961年に宗教法人。(『新宗教教団・人物事典』弘文堂より) 教団名も変わっているが、信仰の内容もかなり変わっている。教団名に「キリスト」の文字が入っていながら、本人たちはキリスト教の一派ではないと明言している。キリスト教を信奉していながら、本人たちがいわゆるキリスト教でははい(カトリック・プロテスタントやどの異端宗派とも違う)と明言している以上、異端のキリスト教ともいえない。たしかに教団名はキリスト「教」ではない。キリストの「幕屋」なのである。分類が難しい新興教団である。 また、既成のキリスト教派と違ってユダヤ民族の信仰で