映画ライター、編集者。仕事のためと思って始めたハリウッド・ニュース・ウォッチが気づけば趣味のひとつに? 日本では「大いなる序章」「審判の日」「宇宙生命襲来」の邦題で創元SF文庫から刊行された、名作SF「ワイルド・カード」シリーズが映画になるかもしれない。そんな噂が浮上、しかも原作の編者である人気SF作家JG.R.R.マーティンが脚本に参加、さらに製作総指揮を務めるらしい、っていうんだから、SFファンもアメコミファンも無視するわけにはいかない。現状、ある映画会社が映画化権を入手したってだけらしいんだが。 原作は「ワイルド・カードと呼ばれる謎のウィルスに人類が感染、生き残った人々はそれぞれ個別の超常能力を持ってしまった世界。評価される形で使える能力を持つようになった者は<エース>と呼ばれて人気者になり、そういう使い方が難しい能力を持った者は<ジョーカー>と呼ばれて差別されている」という設定を共