数年前からアジャイル開発コミュニティで話題になっていた放送大学のテキスト「教育心理学概論」というものがある。その増補改訂版である「教育心理学特論」を、放送大学大学院の講義15回を通じて読み終えた。そこで、本記事ではソフトウェア開発という観点から同書の感想などについて触れてみたいと思う。 教育心理学特論 (放送大学大学院教材) 作者:芳雄, 三宅,始, 白水発売日: 2018/03/01メディア: 単行本なお世間的には「教育心理学概論」が有名なようですが、私は特論のほうをお勧めします。理由は以下の記事を参照 「教育心理学概論」と「教育心理学特論」を比較してみた - 勘と経験と読経 本書は(ソフトウェア開発関係者に)お勧めなのか? 自分にとって本書を通じた学びは知的好奇心を満たしたのみならず、今後の仕事への刺激も大きく、満足の高かったものだった。ではソフトウェア開発関係者(私の同僚や同業界人)