[東京 26日 ロイター] 財政不安を抱えながらも長期金利が一段と低下して安定性を示す日本国債市場に、金利リスクの増大という大きなアキレスけんを意識する声が金融市場関係者の間で増えている。 大手銀や地銀などの国内金融機関が大量に日本国債を保有した結果、金利リスク量が過去最大規模に達している。大手行が現在のペースで国債を増やせば2015年頃には国際決済銀行(BIS)の金利リスク基準を超過するとの試算もある。財政規律への不信などのトリガーが引かれて金融機関が国債売却に走りだした場合には、日本国債市場が大崩れする可能性もある。日本政府が財政の持続可能性に向けて対応可能な時間は、それほどないとの悲観論も出ている。 <長めの債券投資シフトで金利リスク増加へ> ギリシャ問題による市場の混乱が続き、景気回復期待の低下リスクが意識されはじめ、銀行の資金運用難にますます拍車をかけるとの見方が強まっている。み
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