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宗教に関するh_nakのブックマーク (26)

  • 『宗教の起源』書評 - 宗教はすごく「気持ちいい」 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    なぜ宗教ははじまり、なぜ人間に必要とされたのか 『宗教の起源――私たちにはなぜ〈神〉が必要だったのか』ロビン・ダンバー著(白揚社)を読みました。 タイトル通り、なぜ宗教は発生し、なぜ人間は宗教を必要とし、宗教の質とは何なのかを明らかにしていくです。 かなり面白かったので、今回ブログでも紹介したいと思います。 1. 人類学や心理学、脳科学から宗教を分析する 書の筆者はロビン・ダンバー氏はイギリスの進化心理学者、人類学者で、もともと霊長類行動の研究者だった方です。 猿やチンパンジーの研究をする延長線上で、同じ霊長類ということで人間の進化の研究に携わるようになりました。 その中で筆者は宗教がどう人間社会や人間自身の発達に関わってきたのか、そしてなぜ人間には宗教が必要だったのか、という点に関心を持ちました。 書はこれまでの彼の数々の研究や著作をもとにまとめられたです。 そのため宗教へのア

    『宗教の起源』書評 - 宗教はすごく「気持ちいい」 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
    h_nak
    h_nak 2023/11/21
    "宗教の起源は、共同体の内部ストレスや分裂の機運を解消させ、平和で安定した状態を維持させようとする意思にあります" "ダンパー数とは、共同体が規律と安定を保つことができる人数の最大数のことで()150である"
  • 日本の無神論者は最も「超自然を信じない」──6カ国での大規模調査

    <「無神論者」と「不可知論者」について世界6カ国で行われた調査で、日の無神論者の場合はこうした「超自然」を信じる人が群を抜いて少なかった......> 宗教離れの実態調査プロジェクト 「無神論者」と「不可知論者」について深く知るために世界6カ国で行われた大規模な調査で、神の存在を信じていない、または証明できない、と思っている人たちも、現代科学では証明できない「超自然」的な出来事を信じる人が意外と多いことが分かった。ただし、日の無神論者の場合はこうした「超自然」を信じる人が群を抜いて少なかった。 調査は、英国の大学で教える心理学者、社会学者、文化人類学者のチームが2017〜2020年の計画で取り組む「不信仰への理解」という調査プロジェクトの一環だ。宗教離れが近年、世界的に広がる中、世界のさまざまな文化から洞察を得る目的で、ブラジル、中国、デンマーク、日、英国、米国の6カ国で、1カ国あた

    日本の無神論者は最も「超自然を信じない」──6カ国での大規模調査
  • イスラーム教をなぜ理解できないか(2)リベラル・バイアスが邪魔をする〜米国のガラパゴス | 中東・イスラーム学の風姿花伝

    昨日の「「こころ教」のガラパゴス」(2015年6月10日)が随分シェアされて、いいねが1100を超えている。イスラーム教の宗教規範について、日の規範と対比させることで理解しやすくなった人もいるのではないか。 日では「こころ」に特化した宗教認識が広がることで、それを「常識」「普遍」と受け止めてしまい、それに合わないイスラーム教が「宗教ではない」ように見えてしまったり、「真のイスラームはそんなものではない、もっとひとりひとりの『こころ』を大事にしたものであるはずだ」と強弁して中東の現実から目を閉ざしたりしてしまう。 これについては、読んだ人自身が思い当たるところがあったのではないだろうか。イスラーム教をなんとか知ろうとして手に取ったにそんなようなことが書いてあったりもしたはずだ。 少し構図は違うのだが、欧米でも固有の条件下で同様の障壁があり、認識や議論が阻害されている。欧米の議論は日

    イスラーム教をなぜ理解できないか(2)リベラル・バイアスが邪魔をする〜米国のガラパゴス | 中東・イスラーム学の風姿花伝
    h_nak
    h_nak 2015/06/15
    "ところがアラブ世界の場合は、社会の側が非リベラルな信条を抱いているために、民主化して多数派の意見が取り入れらると、非リベラル化してしまう" "現実のアラブ世界のイスラーム教徒はリベラルではない"
  • 組織の存続にとって仏教は大いに役立つ:日経ビジネスオンライン

    しかし、持続可能な組織を作りたいと考える場合には、仏教が大いに役に立ちます、それはサンガの理念です。サンガは2500年続いている組織です。世界で一番寿命の長い組織です。しかも、その組織運営のための「律」と呼ばれる規則は、2500年前に成立した時からずっと、使われてきているわけです。社会が変わっても、組織の基的骨格が揺るがないという意味で、仏教は大変、柔軟で強靱な力を持っています。ですから、仏教サンガがなぜ生き残ってきたのか、なぜ今も変わらず存在し続けているのか、その理由を分析していくことが、組織を継続させる上で、非常に役に立つのです。 特に経営者は、仏教を学ぶことが大事だということですか。 佐々木:いえ、経営者だけでなく、社会の人たちが等しく知識を共有することが理想です。仏教サンガの理念は、会社組織に限らず、社会の様々な組織に有効なのです。 仏教の組織運営法が役立つ代表的な例が、科学者の

    組織の存続にとって仏教は大いに役立つ:日経ビジネスオンライン
    h_nak
    h_nak 2015/06/15
    "科学者というのは一種の出家者""仏教は一人残らず、全員が安楽になることしか考えてはならない""仏教ができることは、絶望した人を救うことだけであって、経済や政治に口を出す資格なんか、どこにもない"
  • タイのお坊さんが「サングラスにグッチのバッグ」でも尊敬される理由:日経ビジネスオンライン

    鵜飼 秀徳 ジャーナリスト、浄土宗僧侶 1974年、京都市生まれ。新聞記者、日経ビジネス記者、日経おとなのOFF副編集長などを歴任後、2018年に独立。「宗教と社会」をテーマに取材を続ける。正覚寺副住職、浄土宗総合研究所嘱託研究員、東京農業大学非常勤講師。 この著者の記事を見る

    タイのお坊さんが「サングラスにグッチのバッグ」でも尊敬される理由:日経ビジネスオンライン
    h_nak
    h_nak 2015/06/15
    "サンガとは自分の力で修行するための場ですが、浄土真宗は「自力」を完全否定しています""仏教本来の修行とは、坐禅(瞑想)とお経の勉強の2つだけ"
  • 日本の仏教は、釈迦の教えではない!?:日経ビジネスオンライン

    米アップル社の創設者、故スティーブ・ジョブズ氏が日の「禅(ZEN)」に影響を受け、禅の精神がアップル製品の源泉となった話は有名だ。 欧米や日における禅ブームが一段落した今、新たな仏教のジャンルに世界の人々の注目が集まりつつある。それは「原始仏教」だ。 原始仏教は今から2500年前、古代インドにおける釈迦の「出家」に始まる。この原始仏教の成り立ち、考えを学ぶことが、ビジネスをする上でも効果的だと唱える研究者がいる。 「世界で最も長く続いた組織が仏教であり、そこから学び取れることはとても多い」――。 原始仏教研究の第一人者である花園大学・佐々木閑教授がそのひとり。佐々木教授は、NHKのEテレで放送している人気番組「100分de名著」で「ブッダ最期のことば」などの解説者としても知られる。同番組のテキストは“ベストセラー”になっており、原始仏教についての関心の高さがうかがえる。 原始仏教と日

    日本の仏教は、釈迦の教えではない!?:日経ビジネスオンライン
    h_nak
    h_nak 2015/06/15
    "仏教の世俗化の、その根本的な原因が何かというと、日本の仏教に「律」がないということ""仏教という宗教には厳然たる定義があって、それは仏と法と僧"
  • イスラーム教をなぜ理解できないか(1)「こころ教」のガラパゴス | 中東・イスラーム学の風姿花伝

    最近、いろいろな聴衆に向けて『イスラーム国の衝撃』を叩き台にして話す機会が多いのだけれども、イスラーム教の来の教義・規範・体系を話しても、必ずと言っていいほど「分からない」と言われる。 かなり単純化して基的なところを話しても「分からない」と言われるので、問題はイスラーム教の教義そのものやそれを私がどう解説するかではなく、日の聞き手の側に、「宗教」というものに対する頑迷な思い込みがあるからではないかと痛感する。 日の現在の宗教認識について、ヒントになる論説があったので紹介してみよう。 「「こころ教」と「原理主義」の時代が来る? ビジネスパーソンのための仏教入門(4)」 この記事は、浄土真宗の僧侶で仏教学者でもある佐々木閑氏へのインタビューである。佐々木氏はここで、日の既成仏教の「こころ教」化という概念を提示し、批判している。メインストリームの「こころ教」化が、そこで満たされない層の

    イスラーム教をなぜ理解できないか(1)「こころ教」のガラパゴス | 中東・イスラーム学の風姿花伝
    h_nak
    h_nak 2015/06/15
    "アラブ世界でも、イスラーム世界一般でも、「こころ教」化は進んでいない""圧倒的多数は、人間の外部に神が絶対的な規範を定め、それを人間は護持していく義務があるのだ、と信じている"
  • 「こころ教」と「原理主義」の時代が来る?:日経ビジネスオンライン

    鵜飼 秀徳 ジャーナリスト、浄土宗僧侶 1974年、京都市生まれ。新聞記者、日経ビジネス記者、日経おとなのOFF副編集長などを歴任後、2018年に独立。「宗教と社会」をテーマに取材を続ける。正覚寺副住職、浄土宗総合研究所嘱託研究員、東京農業大学非常勤講師。 この著者の記事を見る

    「こころ教」と「原理主義」の時代が来る?:日経ビジネスオンライン
    h_nak
    h_nak 2015/06/15
    "科学とうまくすり合わせできないことを、「心の問題」に置き換えて解釈しようとするのは仏教だけに限りません""各宗派が持っている個別性はもうなくなっている"
  • “イスラム教のルター”はどこに? --- 長谷川 良

    マルティン・ルター(1483~1546年)が1517年10月31日、教会の刷新を訴えた「95カ条の議題」をヴィッテンベルク大学の聖堂扉に貼り出した。その瞬間、欧州の宗教改革の火が灯された。あれからまもなく500年を迎えようとしている。ルターの宗教改革500年を控え、プロテスタント教会ばかりか、ローマ・カトリック教会でもさまざまな記念行事が予定されている。 ルターが宗教改革を実施した背景については、多くの読者は世界史で学ばれたことだろう。バチカン法王庁を中心としたキリスト教会が贖宥状(免罪符)を販売し、巨額な資金を集めるなど、当時の信仰は形骸化していた。教会の刷新を願い、バチカン中央集権に反対し、聖書に信仰の基礎を置くべきだと主張して立ち上がったのがルターたち宗教改革者だ。ルターは「人間は善行によって義となるのではなく、信仰で義とされる」と主張(信仰義認)、教会や修道院生活ではなく、信仰を土

    “イスラム教のルター”はどこに? --- 長谷川 良
    h_nak
    h_nak 2015/05/18
    アヤーン・ヒルシ・アリ「5カ条の改革案」 "①聖典コーラン逐語的解釈の中止、②シャリア中止、③来世を現世より重要視する世界観から決別、④精神的指導者のファトワー(勧告)宣布の権限廃止、⑤ 聖戦思想の破棄"
  • カルトを合理的に理解する : 池田信夫 blog

    2015年01月24日15:24 カテゴリ科学/文化 カルトを合理的に理解する イスラーム国のような狂気のカルトを合理的に理解することは常識的には不可能だが、まったくナンセンスな組織があれだけの規模になるはずがない。そこには彼らなりの合理性があるはずだ(この合理性は「論理的に矛盾していない」という意味で、望ましいという意味はない)。 書は、ローマ帝国に弾圧されたカルトだったキリスト教が、逆に国教になるまでに成長した原因を、合理的に理解しようと試みる。もちろん史料が限られているので、多くは推測の域を出ないが、マクニールも指摘しているのは、疫病の影響である。彼はこの時期に人口の1/4から1/3が疫病で死んだと推定している。 疫病は、死の危険という点では戦争と同じだが、その原因をコントロールできない。予防も治療も(当時の医療技術では)不可能なので、残された救済の方法は来世で幸福になれると信じる

    カルトを合理的に理解する : 池田信夫 blog
    h_nak
    h_nak 2015/01/26
    "来世型の宗教は現世が不幸な時代に大流行する" "ローマ帝国に弾圧されたカルトだったキリスト教が、逆に国教になるまでに成長した原因"→"疫病の影響"説
  • 欧米社会がこだわる「言論の自由」の本質

    1月7日にパリ11区にある風刺雑誌『シャルリー・エブド』社がテロリストによって襲撃され12人が死亡。また、その直後に印刷工場籠城事件、警官襲撃事件、パリ郊外におけるユダヤ系スーパー襲撃事件も発生し、事態は連続テロ事件に発展しました。 犠牲者計17人を出す大惨事となりました。実行犯3人は射殺され、協力者と思われる1人が逃亡中です。これに対して11日、フランスのオランド大統領をはじめ、ドイツのメルケル首相、英国のキャメロン首相、イスラエルのネタニヤフ首相、パレスチナのアッバス議長など世界40カ国の首脳がパリに集結して、参加者370万人という反テロの「大行進」を行っています。 合言葉は「私はシャルリー」つまり攻撃を受けた風刺雑誌への「連帯」を表明し、言論の自由を守れと訴えるのが主旨です。 この「大行進」ですが、アメリカのオバマ政権は大統領や国務長官など要人を派遣しませんでした。その一方で、俳優

    欧米社会がこだわる「言論の自由」の本質
    h_nak
    h_nak 2015/01/22
    "言論の自由というのは「いかに宗教的権威から自由になるのか」という厳しい戦いを通じて獲得されたという理解" "今回の事件は、まさにこの宗教的動機による世俗表現への弾圧"
  • イスラム教徒として言おう。「言論の自由」原理主義者の偽善にはもう、うんざりだ

    Guingamp's supporter hold signs reading 'Je suis Charlie' (I am Charlie) to pay tribute to the victims of the Charlie Hebdo attack during the French L1 football match between Guingamp and Lens at the Roudourou stadium in Guingamp, western France, on January 10, 2015. AFP PHOTO / FRED TANNEAU (Photo credit should read FRED TANNEAU/AFP/Getty Images)

    イスラム教徒として言おう。「言論の自由」原理主義者の偽善にはもう、うんざりだ
    h_nak
    h_nak 2015/01/20
    "法と秩序のために越えてはならない一線があり,分別と慎みのために越えるべきでない一線もある(…)どこでその線引きをするか"「不道徳な言論の権利を,その内容に賛同したり,それを支援することなく,守ることは可能」
  • 五輪、靖国、ナイジェリア --- 山城 良雄

    少し古い話で恐縮やが、国連の男女平等の格付けで、日は135ヵ国中101位【共同通信】やという。こう見えて、ワシはフェミニストや。事態を深く憂慮しとる。 国連でこんな閑職(おっとと)やっとる連中にしてみたら、日はフジ山ゲイシャの国やろ。ここは東京五輪での男女平等のアピールや。日の丸を背負う以上、失敗は許されへん。 オリンピックでの男女平等。まず、水泳などの水着は男女共通のパンツのみとする。え、競泳はレーザーレーサー型が標準? ……仕方ない、せめて飛び込みとシンクロはトップレスや。レスリング、ボクシングは当然男女とも全裸。レオタードなどとう卑怯なシロモノを、古代オリンピックの勇者が見たらなんと言うか。 世界標準ができれば国内の改革も早い。小中高の水泳の授業は……はい、今、左側のタブを見て、どの記事をクリックするか迷った、そこのアンタ!! ここでやめると後悔するで(やめんかったら、もっと後悔

    五輪、靖国、ナイジェリア --- 山城 良雄
    h_nak
    h_nak 2014/05/16
    "政教分離の神髄は、ある立場の人間にとって容認できない思想が、反論のできない論拠(教義)で、国家に公認されることの防止”"政教分離は本質的には宗教の否定、信教の自由の限定"
  • 現代思想の断層 : 池田信夫 blog

    2009年09月27日17:55 カテゴリBooks 現代思想の断層 ニーチェは「来るべき200年はニヒリズムの時代になるだろう」という言葉を遺し、狂気の中で20世紀の始まる前年に世を去ったが、彼の予言はますますリアリティを増しつつある。 よく誤解されるように彼は「神を殺す」ニヒリズムを主張したのではなく、「神が自然死する」ことによって西洋世界が深い混迷に陥ることを予言し、それを克服する思想を構築しようとして果たせなかったのである。 書はこのニーチェの予言を軸として、ウェーバー、フロイト、ベンヤミン、アドルノの4人の思想をスケッチしたものだ。ウェーバーとニーチェという組み合わせは奇異に感じる人がいるかもしれないが、ウェーバーは姜尚中氏の描くような「市場原理主義」をなげく凡庸な合理的知識人ではなく、ニーチェの影響を強く受け、キリスト教のニヒリズム的な側面が近代社会の合理的支配を自壊させると

    現代思想の断層 : 池田信夫 blog
    h_nak
    h_nak 2014/01/20
    "啓蒙は手段的合理性によって壮大な物質的富をもたらしたが、それはすべての目的や意味を否定するニヒリズムとなり、人々の精神的なよりどころを徹底的に否定した"
  • 疫病としての資本主義 : 池田信夫 blog

    2013年12月23日19:42 カテゴリ 疫病としての資主義 2000万人以上の人口を擁するアステカ帝国に、スペインから来たコルテスが到着したとき、彼の軍勢は600人しかいなかった。それが1年足らずの間にアステカを征服し、人口は1割ほどに激減した。この原因は戦争ではなく、天然痘だった。複雑な文化が混じって多くの病原菌をもつヨーロッパ人の身体は、世界最強の「兵器」だったのである。 疫病は戦争と同じぐらい、人類の歴史に大きな影響を及ぼした。仏教やキリスト教など、現世の苦難を説明する宗教が流行したのは、戦争や疫病の多い地域だった。インドをアーリア人が征服したとき、南東部には疫病が多すぎるため、彼らを賤民として隔離したことが、カースト制の確立した原因だった。 仏教とキリスト教は3~9世紀の中国とローマ帝国で成長した。これはこの二つの文明圏で疫病が流行して人口増加がほとんどなかった時期に対応す

    疫病としての資本主義 : 池田信夫 blog
    h_nak
    h_nak 2013/12/24
    "複雑な文化が混じって多くの病原菌をもつヨーロッパ人の身体は、世界最強の「兵器」だったのである""南東部には疫病が多すぎるため、彼らを賤民として隔離したことが、カースト制の確立した原因だった"
  • ワシら宗教に甘すぎるんとちゃうか --- ヨハネス 山城

    たとえば事故で死んだ子供の母親が、「ヨハ子は、まだ私のそばにいます。『おかあさん助けて』という声が聞こえます。もうすぐ、私もそっちへいくから、それまで、お父さんと、お母さんと、妹のネス子を見守っていていてね」と言ったとしよう。 そこへ通りがかった、城山博士が「ヨハ子さんは数時間前に心停止しました。あなたのそばどころか、どこにもいません。声が聞こえるというのは精神の異常で、治療の必要があります。『見守る』とおっしゃいましたが、ヨハ子さんの眼球は事故で粉砕され、光の透過自体がなく、見守ることなど二重三重の意味で不可能であると保証します」などと、頼まれもしないのにコメントしたら、親族一同から即袋だたきだろう。 ワシも、許るさん。かなり荒唐無稽な架空の例(何がネス子じゃい)で、しかも自分の作ったキャラに確定的な殺意を感じる、という不思議な感覚まで味わえた。が……この城山センセ。間違ったこと言ってい

    ワシら宗教に甘すぎるんとちゃうか --- ヨハネス 山城
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    h_nak 2013/06/18
  • アメリカ人はキリスト教徒でセックスを罪ととらえている --- 島田 裕巳

    2011年にアメリカの調査機関ギャラップが行った調査では、アメリカ人の92パーセントが神を信じていると回答した。日の調査では、神を信じているかどうかではなく、宗教を信じているかどうかが問われることがほとんどだが、最近では、信じていると答える人の割合は3割を下回っている。 アメリカ社会では、ほとんどの人間が神を信じていることになる。同じギャラップの1967年の調査では、神を信じていると答えた割合は、なんと98パーセントにまで達していた。半世紀で6パーセント低下したことになるが、92パーセントでも日人には考えられない高率である。 キリスト教はユダヤ教から発した宗教で、多くのものをユダヤ教から引き継いだ。旧約聖書は、もともとはユダヤ教の聖典である。イエス・キリストやその弟子、さらには初期の信者は皆ユダヤ人だった。 しかし、ユダヤ教と比較したときのキリスト教の特徴は、セックスに対するとらえ方の

    アメリカ人はキリスト教徒でセックスを罪ととらえている --- 島田 裕巳
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    h_nak 2013/05/16
    "アメリカ人の92パーセントが神を信じていると回答""キリスト教ではセックスを罪としてとらえる見方が強い"
  • 日本人はなぜイスラム教を誤解してしまうのか --- 島田 裕巳

    人がイスラム教を理解できないのも、無理からぬところがある。なにしろ国内にはイスラム教徒が少ないからだ。日人のイスラム教徒となれば、結婚で改宗した人間にほぼ限られる。しかも、大半は女性である。 しかし、イスラム教は、キリスト教に次ぐ世界第2位の宗教である。信者の数というものは、なかなか正確なところが分からないので、判断がつきかねるところもあるが、今やイスラム教徒の数はキリスト教徒に匹敵するという説さえある。 そうである以上、グローバル化が進む現代において、私たち日人もイスラム教について関心をもち、そのあり方を知っておく必要がある。 ところが、日人にはなまじ仏教やキリスト教についての知識があることが、かえってイスラム教を分かりにくくしている面がある。多くの日人は、イスラム教をキリスト教、あるいは仏教に近い宗教としてとらえてしまっている。 たとえば、キリスト教には、信者になるための儀

    日本人はなぜイスラム教を誤解してしまうのか --- 島田 裕巳
  • 「中村元―仏教の教え 人生の知恵」を読んだ - エムズの片割れ

    「中村元―仏教の教え 人生の知恵」というを読んだ。大哲学者の“中村元学”の入門書である。 しかし一人の人間が、一生の間にこの様に膨大なアウトプット(著述・業績)が出せるものか・・・・という事に、先ず驚嘆した。 学生時代にドイツ政府から賞を授与されたという抜群のドイツ語力や、英語、フランス語はもとより、パーリ語、サンスクリット語の仏典原典からの翻訳等、その語学力故に世界中の人が影響を受けたという中村元氏。こので、その人柄が良く分かった。 その中で、「はじめての人のための中村学入門 中村先生が生涯をかけられた事典 堀内伸二」に書いてあったエピソードが印象に残った。(P178) 「・・・・先生は、この成果を発展させて新たな事典を編纂する必要性を感じ、この事典の刊行後ただちにその仕事に取りかかられたのである。そして実に20年という長い歳月を費やして原稿が整えられ、昭和42年暮れ、あとは出版を待

    「中村元―仏教の教え 人生の知恵」を読んだ - エムズの片割れ
  • 白雪姫と七人の小坊主達 ダライラマ法王と科学者との対話 

    11月7日は、「ダライラマ法王と科学者との対話」を聞きに行った。 ダライラマは非常に合理的な思考の持ち主で、科学と仏典の記述が齟齬する場合は、科学をとれ、という方である。また、客観的な手法で現実を観察する科学は、分析的瞑想を重んじる仏教にも通じるところがあること、また、科学は人間の苦しみを減らす技術として活かせることなどから、科学に対して非常に好意的である。 今回はまず科学者の方が最先端の知見をダライラマにご進講し、それに対してダライラマがコメントをするという形式が取られた。以下がその要旨である。長くなるので科学者の先生たちの講演は要旨にした。詳しいノートがほしい方は個別に連絡してください(しかし省略したところは科学者の先生たちのプレゼンで、わたしがそれを正確に理解できているかは謎である。それをいうなら法王様の話もだか。)。 ●●●セッション3 『生命科学・医学と仏教』●●● ● 柳澤正史

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    h_nak 2012/11/16
    "日本ではどこのお寺にいっても、般若心経を読む。しかし、僧侶にその意味を聞いてもみな「知らない」と言う。内容も知らずにただ経典を読んでいても仕方ない。僧侶はもっと勉強しなさい。"