歌人・作家の小佐野彈(38)。ハイパーセレブな家系に生まれ、幼少期はボディーガードが登下校を見守るという、「親ガチャで言ったら圧倒的勝ち組」を自認する。現在は台湾でビジネスを手がける実業家かつ、グローバルな視点を持って経済学に通じる鋭き論客だ。口を開けばぶっちゃけトークが弾ける陽気なオープンリー・ゲイ。セレブすぎる出自、傷つき悩んだ青春時代の恋、大人になって診断されたADHD……人生がブンガクそのもののような文壇の新星はつぶやく。満たされないからこそ、書くことができるのだ、と。(取材・文:山野井春絵/撮影:殿村誠士/Yahoo!ニュース オリジナル特集編集部) 「あなたは恵まれている」 小佐野自身、これまでの人生の中で、最も多く言われた言葉だという。 ハイパーセレブの家系に生まれ、何不自由ない暮らしを約束された少年時代。同性愛者であることをひた隠し、狂おしい感情を持て余しているとき、短歌に
![僕はこれからも「正しくないこと」を書いてしまうだろう――親ガチャで圧勝するも苦悩だらけ、小佐野彈という生き様(Yahoo!ニュース オリジナル 特集)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/4f52164782c0e0da7c608be53be83c0497c2abe4/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnewsatcl-pctr.c.yimg.jp%2Ft%2Famd-img%2F20211211-00010000-ytokushu-000-1-view.jpg%3Fexp%3D10800)