切手というモノを、ちょっと違った角度から眺めてみると、あなたの知的好奇心をくすぐる新たな発見がイロイロあるのです。そんな切手の面白さを綴っていこうと思っています。 郵便不正事件に絡み、厚労省・村木厚子元局長が偽の証明書を発行した罪などに問われ、無罪判決を受けた事件で、大阪地検特捜部の主任検事・前田恒彦が証拠となるフロッピー・ディスク内の文書の日付を改竄していたことが発覚し、逮捕されました。なんともひどい話ですが、困ったことに“日付の改竄”は切手の世界ではしばしばあります。というわけで、きょうはその一例を御紹介します。(画像はクリックで拡大されます) これは、1946年5月1日に、米軍政下の南朝鮮(大韓民国はまだ発足していません)で発行された“解放切手”が貼られた封筒とその部分拡大で、京城中央(現ソウル中央)の初日印が押された格好になっています。念のために申し上げておきますが、切手・消印・封
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