何でも、我が国は長らく退潮に直面しているようです。それが今後も続くのか、それとも巻き返しを果たし得るのか、僕にはわかりません。世の中万事、塞翁が馬ですからね。ただ、現時点で日本が苦境にあるのは否定しようのない話でして、そうした時代において我々がどう生きるべきか、という問題について少し考えてみるのも無意味ではないかもしれません。 近代の歴史学において大きな業績を残した碩学・内藤湖南は一国民の文化的素質を評価するにあたって、こうした発言を残しています。 例へば借着であつても、之れ一枚脱いだら凍えて死ぬからと云ふので手離さないものは、自分の作つたものと同樣に値打があると思ひます。さういふものがあります。それから又其の他に本當に寒くて叶はないからと云うて、自分で拵へて着る着物がある、それが自分の本當の着物であります。それらがつまり日本人が暗黒の時代でも離さなかつた并びに生み出した所の文化であります
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