JR西日本が山陰本線を走る観光列車「あめつち」について、木次線への乗り入れを始めた。昨年11月に廃止した「奥出雲おろち号」の後継だが、運行本数は大幅に減り沿線観光の起爆剤としては力強さを欠く。旅行商品の本格的な開発もこれからで、利用減に苦しむ木次線のテコ入れは簡単ではない。「ようこそ木次線へ!」。あめつちの乗り入れが始まった7日、JR木次駅に集まった地元住民らは小旗を振って列車の到着を歓迎した
今月末で鉄道専用列車が引退する阿佐海岸鉄道・阿佐東線(安芸郡東洋町―徳島県海陽町)で1日、「さよなら列車満喫ツアー」が開かれ、全国の鉄道ファンや家族連れら32人が現行車両に乗って名残を惜しんだ。 同鉄道は、道路と線路の両方を走るDMV(デュアル・モード・ビークル)の年度内導入を目指し、準備が本格化する12月から全便を運休。現行の鉄道専用車両は引退する。…
国土交通省は20日、経営難のJR北海道が保有する線路を国内外の鉄道事業者に貸し出し、観光列車を走らせることを検討すると発表した。道内の過疎路線を観光資源として活用し、線路使用料収入でJR北の経営を支援する狙い。事業者は公募する方針で、来年度中にも必要な制度を整備する。 政府の観光戦略推進に向けた会議で、国交省が明らかにした。JR北も前向きに検討しているという。 北海道には世界遺産の知床など外国人旅行客にも人気の観光スポットが多いが、経営難のJR北は独力で観光車両を運行する余力がない。国内では、JR東日本などが豪華寝台列車を運行。私鉄各社も車内で食事を楽しむレストラン列車などを走らせている。国交省は、自然豊かな北海道の線路でも観光列車の需要があると見込む。JR北は貸し出した線路の使用料が入るメリットがある。 海外では、英国の企業がタイ国有鉄道の線路を利用し観光列車を運行する例がある。国交省は
ふるさと納税で地場企業を活用して観光客を呼び込もうと、平川市が30万円以上の寄付者を対象に、市内に本社を置く弘南鉄道の弘南線(弘前-黒石、16.8キロ)の列車を貸し切り利用できる「列車貸切無料券」の贈呈サービスを始めた。市によると、納税の返礼で列車を活用するのは全国的にも珍しいという。 市はこれまで、返礼品として特産品の桃やリンゴを送っていた。市の職員が「地元の企業を元気づけて、観光客にも足を運んでもらえる返礼品は何か」と考え、弘南鉄道に提案し、実現にこぎ着けた。 列車は、同社が毎年夏に運行する「納涼ビール列車」などのイベントで使う車両(2両編成)で、定員は約90人。寄付者本人の他に、家族や友人らも一緒に乗車できる。弘前、黒石、平賀の各駅を発着地に指定して、1往復(約2時間)で好きなコースを巡ることができる。用途は宴会やカラオケなど基本的に自由だ。 無料券は年間2セット限定で、寄付者
NPO法人「大館・小坂鉄道レールバイク」は8日、普段は通れない長木渓谷沿いルートでの特別運行を始めた。今年4月に始まった初のシーズン運行が10月末で終了したのを受けた「感謝祭」で、市内外から訪れた親子連れらが、渓谷の高い鉄橋を渡り、晩秋の紅葉の中を通る線路上からの景色に歓声をあげた。9日まで。 「レールバイク」はペダルをこいで線路上を走る乗り物。大館市内の旧小坂鉄道線路を地域おこしにつなげようと同法人が昨年夏から事業化した。シーズン運行は185日で、6057人の利用者を集めた。 特別運行のルートは同市雪沢~大茂内の約2・9キロ・メートルで、訪れた人はトロッコや2~4人乗りのレールバイクで、線路の継ぎ目の「ガタン、ゴトン」という振動や音を体感し、普段とは違う視点から渓谷美を堪能した。秋田市から訪れた男性(49)は「紅葉には遅かったが、川の流れがきれいで楽しめた。また、乗りたい」と楽しげだった
「お座敷えさし号」のお座敷なくなる JR北海道特急出火 (07/12 18:05) 北海道八雲町のJR函館線で特急列車のエンジン周辺から出火した事故を受け、JR北海道は12日、同型のエンジンを搭載し、25日から運行予定だった臨時列車「お座敷えさし号」を別エンジンの車両に取り換えると発表した。 JR北海道によると、この変更により「お座敷えさし号」は客車内の椅子を撤去し畳敷きとした2両編成から、1両編成となってお座敷仕様でなくなる。江差線で当初の予定通り1日4本運行され、発着の時間は変わらない。 来年5月、江差線の一部区間が廃止となることから、企画された。運行は函館港まつりがある8月1、2日などを除いて8月18日まで。 前の記事 次の記事
列車の旅で九十九里浜のサイクリングを楽しんでもらおうと、JR東日本千葉支社は、自転車をそのまま持ち込んで乗車できる「サイクリング専用列車」を7月4日に運行する。 起伏が少なく、サイクリングコースに恵まれた外房のメリットを生かして観光に役立てようと、同支社で初めて企画した。 専用列車は、往路が午前7時56分に両国駅(東京都)を出発。大原駅(千葉県いすみ市)に到着後、自転車専用道(一部は一般道)約50キロを北上してサイクリングし、海岸線の景色を楽しんでもらう。復路は成東駅(同県山武市)を午後5時にたち、両国駅に戻る。自転車は通常、手回り品として分解してバッグなどに入れて運ぶ必要があるが、専用列車は手すりに固定具を付け、そのまま持ち込めるようにした。 房総半島は、3年前から「ツール・ド・ちば」の開催地となるなど、自転車愛好家らに親しまれている場所の一つ。同支社は「電車と自転車はどちらも環境に優し
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