それゆけ! カナモリさんとは? グロービスで受講生に愛のムチをふるうマーケティング講師、金森努氏が森羅万象を切るコラム。街歩きや膨大な数の雑誌、書籍などから発掘したニュースを、経営理論と豊富な引き出しでひも解き、人情と感性で味付けする。そんな“金森ワールド”をご堪能下さい。 ※本記事は、GLOBIS.JPにおいて、2009年7月10日に掲載されたものです。金森氏の最新の記事はGLOBIS.JPで読むことができます。 さすが日本経済新聞という流麗な文章だ。2009年6月22日付け朝刊のコラム「春秋」は、こう始まる。百貨店にしても、スーパーマーケットにしても、消費者にモノを「売る」のが本来の仕事。そんな大手小売各社が今年、世に放ったヒット企画は、消費者からモノを「買う」ことだった。下取りセールを「消費者からモノを買う」とは言い得て妙。 記事は2009年6月18日に発表された日経MJ2009年上