19人の障害のある利用者が殺害され職員を含む26人が重傷を負った、障害者入所施設「津久井やまゆり園」での事件から8年となった26日、相模原市にある同園で追悼式が開かれました。花を手向ける人が途切れることなく訪れ、献花台は花であふれました。 毎年この日に同園を献花のため訪れている東京都中野区のAさん(31)は、事件の翌日に現場に来たといいます。Aさんは脳性まひで車いす生活。「足は動かないけれど上半身は動かせます。夜寝ているときは急には動けないから、あの場にいたら逃げ出せなかった」と振り返ります。 この8年、あまり社会は変わっていない、といいます。「国のお金が医療や福祉にまわっていないし、人の意識も変わってないと感じる。目先のことだけになっている」と指摘します。 「一人ひとりの命に向き合いたい思いで手を合わせた」と話すのは、Bさん(64)=神奈川県大和市=です。犠牲者数と同じ19本のヒマワリの