このノートでは、個人で携帯可能な情報操作機器の出現と、子供たちと大人たちがその利用によって受ける影響についての考察を行ないます。まるで空想科学小説のようだと思われるでしょうけれど、現在の世の中の小型化と低価格化の趨勢を思えば、ここで議論される多くの概念が近いうちに現実化することは、ほぼ確実なことです。 長年にわたり、技術を活用して社会問題を救おうとするのがひとつの伝統でした:「スラムが問題?ならば低コストの住宅を作りましょう!」「テレビを買う余裕がない?では欲しい時に買えるように、安価なものを作りましょう。たとえ支払いが済む前に壊れるとしてもね!」「子供たちは学んでいないし、教育コストも高すぎる?では、あなたの子供たちがテストに合格するのを保証する、教育メカを作りましょう!」 残念ながら、これらの「救い」のほとんどは、単にサビの上にペンキを塗っているだけです。最初の問題の原因は残されたまま
前回は、コンピュータの中だけでなく、外の世界とやり取りするフィジカルコンピューティングを紹介した。新しいユーザーインタフェースを考えることで、既存の常識にとらわれない可能性を試すことができる。しかし、もし私たちの思考が用いる言語によって制限されているとするならば(サピア=ウォーフの仮説)、プログラミング言語も例外ではないのかもしれない。今回はScratchを“分解”し、その中身を観察して改造を試みる。 ソースコードの入手 ScratchはSqueak Smalltalkで記述されている。そのソースコードを見る方法には、第3回で紹介した「Shift-Click-R」がある。しかし、これは裏技で、表示されるソースコードもバイトコードをデコンパイルしたものだった。そのため、本来のソースコードには記述されているコメントが消え、一時変数名も機械的に付けられている。 MITメディアラボはScratch
前回の分散プログラミングでは、Meshという仕組みを使って、複数のScratchが協調して分散処理を行う様子を説明した。その際、裏側の仕組みとして用いたのがリモートセンサープロトコルだった。本来、このプロトコルは外部環境のセンシングのために使われる。 今回は、このリモートセンサーなど、Scratchが現実の世界とやり取りする方法と、それを使ったフィジカルコンピューティングを紹介する。 Scratchで「調べる」こと 第1回のオブジェクト指向プログラミング でも触れたように、Scratchは原則としてオブジェクト(スプライト)間の関係を表現する手段を持たない。しかし、処理は複数のスプライトが協調して進められる。協調する手段の一つが、不特定多数にメッセージを送るブロードキャストだ。そして、もう一つが、「調べる」カテゴリーに含まれるブロック群である。 例を挙げて考えてみよう、テニスゲームのボール
前回は、複数のスプライトのスクリプトを並行に動かし、Scratchの非集中的な特性を生かしたネコの競争によるソートや、客や店員をモデル化した待ち行列のシミュレーションを行った。今回はそれをさらに拡張して、ネットワークでつながれた複数のコンピュータにスプライトが分散し、それらが協調して処理を進める分散プログラミングを試してみよう。 Scratchのネットワークサポート Scratchには、ネットワークに接続された計測機器を扱うための遠隔センサー機能が備わっている。通信にはソケットを用い、そのプロトコルはRemote Sensors Protocolとして公開されている。 プロトコルは言語独立なので、Scratchが直接対応していないKinectやOSC(Open Sound Control)デバイスなどを接続するブリッジプログラムをPythonやProcessingなどで開発することもできる
前回は、Scratchのオブジェクト指向プログラミング(OOP)について、アラン・ケイの定義や「おとうさんスイッチ」を用いて説明した。 簡単に振り返ってみると、その本質は、オブジェクト(スプライト)へのメッセージ送信(メッセージング)だった。メッセージを受け取ったスプライトは、対応するスクリプトを実行する。そして、スプライトの例としてネコを用い、「i」のキーが押されると、「『い』が押された」というメッセージが放送(ブロードキャスト)され、それを受け取ったネコが一回転するスクリプトが実行された。 このとき、ネコは1匹しかいなかったが、もしネコがたくさんいたらどうなるだろう。今回はこのような並行プログラミングについて考える。 ネコのクローン では、さっそくネコを増やしてみよう。スプライトは何個でも複製(クローン)を作ることができる。複製を作るには、ステージの上にあるスタンプボタンを使う(図1)
最近、新聞やテレビで注目を集めているプログラミング言語に、米MITメディアラボが開発した子供用ビジュアルプログラミング環境「Scratch」がある。 Scratchの登録ユーザー数は90万人(ダウンロードだけなら登録不要なので実際はもっと多い)、アップロードされた作品数は208万本に達している(2011年10月現在)。TIOBEの人気プログラミング言語ランキングでは35位と、トップ50にランクインしている(2011年10月)。ちなみに1位、2位、3位は、Java、C、C++の順である。Scratchと同じく最近注目を集めているScala(関連記事)は50位だ。Scratchが子供用のプログラミング言語であることを考えると、並み居る大人用言語の中で健闘していると言えるだろう。 子供用プログラミング言語だけど侮れない 現代の子供たちは学校や塾などの習い事で結構忙しいうえ、身の回りにはゲームやア
プログラミング言語「Scratch」にここ最近こどもと一緒にはまっています。 Scratch はプロックをつなげていく簡単な操作でゲームなどのプログラムをつくることができます。また、つくった作品は Scratch のサイトにアップロードしてすぐに世界中に公開することができるところが大きな魅力。 » Scratch | Home | imagine, program, share その Scratch を愛する人たち、あるいはこれからやってみようという人たちが一同に会する Scratch Day 2011 in Tokyo というイベントが土曜日にあったので、9歳長男、6歳次男、そして長男の友だち一人を誘って参加してきました。 青山の会場に着いたら、そのおしゃれな感じにびっくり。青山学院アスタジオというところで、学生寮の跡地に建てられ、「青山から文化を創造し、社会に発する」というコンセプトで
by Jason Voegele What follows is my personal evaluation and comparison of many popular programming languages. It is intended to provide very high-level information about the respective languages to anyone who is trying to decide which language(s) to learn or to use for a particular project. You can find a similar comparisons from Google Note: N/A indicates that a topic or feature is not applicable
We are all very used to using our phones everyday, spending time online browsing the wb or using the Videoslots Bonus Code to have some fun in an online casino. We are quite used to all of these technological advancements and changes happening daily. The pandemic years 2020 and 2021 have brought us several breakthroughs […]
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The Story of Squeak, A Practical Smalltalk Written in Itself by Dan Ingalls Ted Kaehler John Maloney Scott Wallace Alan Kay at Apple Computer while doing this work, now at Abstract Squeak is an open, highly-portable Smalltalk implementation whose virtual machine is written entirely in Smalltalk, making it easy to debug, analyze, and change. To achieve practical performance, a translator produces a
http://atnd.org/events/1593 のカンニングペーパーを貼ります。プレゼン資料: http://scratch.mit.edu/projects/propella/811272 自己紹介 こんにちは、山宮と言います。STEPS プロジェクトの紹介をします。 まず簡単に自己紹介をさせてください。2003 年に梅澤さん達と同時期に未踏事業で Smalltalk を作ったアランケイに会いまして、その関係で三年前から彼の研究所であるロサンゼルスのビューポインツに居ます。ビューポインツとは、アラン・ケイが率いるNPO の研究組織で、多くの Squeak 開発メンバーが参加しています。 概要 STEPS プロジェクトは 2007 年に NSF の支援を受けて始まった5 年間の研究プロジェクトです。今回 STEPS プロジェクトの内でも特にプログラミング好きの皆様が興味を持ちやすい
途上国の子どもに1人1台ノートPCを――そんな理念で「100ドルノートPC」を開発しているOne Laptop per Child(OLPC)プロジェクトから生まれたユーザーインターフェース(UI)が「Sugar」だ。2008年にOLPCから独立し、Sugar Labsというコミュニティで開発が進んでいる。Sugar Labsを率いるWalter Bender氏が10月、ドイツのミュンヘンで開催された「Qt Developer Days 2009」にて講演し、Sugarの狙いや教育ソフトウェアに抱く思いなどについて語った。 OLPCは米マサチューセッツ工科大学(MIT)のMedia Labから生まれたプロジェクトで、「コンピュータを通じて子どもが情報を探し、考え、コラボレーションできるようにし、疑問を持つことを支援する」という思想の下で生まれた。Sugarはその一部として開発され、「XO」
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