2019年06月15日21:44 カテゴリ出来事ゲーム研究 すべては1枚の写真から始まった~1979年のアーケードゲーム「サンダンス」をめぐる争いとその教訓 ゲームに限らず、コレクターの世界はさまざまな思惑がつきもので、時にそれはとんでもない事態を引き起こすことがあります。その一例が、2010年のアメリカで起こったある出来事でした。 その中心となったのは一台のアーケードゲーム筐体です。それは1979年製の「サンダンス」という作品で、内容はグリッドの中を動く星をつかまえるという、一言でいえばパズル要素のあるアクションゲームであり、さらにいうと、ゲームとしての出来はこれといってどうこう言うほどのものでもない、つまり凡作なのですが、コレクターの間での知名度はけして低くはありませんでした。その理由はいくつかあります。 まずそれは、ベクターグラフィックスという技術を使っていました。これは70年代末か
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インバウンド需要により連日にぎわいを見せる大阪・新世界。そこで、とあるゲームセンターが人気を集めています。 そのお店の名は「レトロゲーセン ザリガニ」と言いまして、そこでは普通のゲームセンターでは見ることのできないレアなゲーム筐体が多数稼働しており、それ目当てにはるばる海外から飛行機でやってくる旅行者もいるのだとか。 レトロゲーセン ザリガニ公式Twitterアカウント 公式HPも存在せず、これまでは誰が運営しているのか一切が謎に包まれていましたが、2018年冬に突如公式Twitterアカウント(@RETROZARIGANI)を開設。これはチャンスと取材を申し込んだところ、2019年3月の本店リニューアルに合わせてインタビューの機会をゲット、オーナーにお話を伺い、今まで謎に包まれていたザリガニの内部に迫ることができました。 Osaka Metro堺筋線恵美須町駅3番出口から徒歩3分程度のと
エインシャント代表取締役社長の古代祐三氏が製作した音楽ツール「MUCOM88」が、無償で公開された。オリジナルのPC-8801上で動作するディスクイメージの他、Windows版の公開が始まった。 エインシャント代表取締役社長であり、作曲家の古代祐三氏が、PC-8801シリーズ向けの音楽製作ツール「MUCOM88」を無償公開した。Windows PC上で動作する「MUCOM88 Windows」と古代祐三氏のサンプル曲データに加え、オリジナルのPC-8801上で動くディスクイメージを無料でダウンロード可能だ。 MUCOM88は、古代祐三氏が自ら開発した音楽ツールで、8ビット時代に全盛を極めたNECのPC-8801mk II SR以降に搭載された、日本楽器製造(現ヤマハ)のFM音源チップYM2203とYM2608用のドライバも含まれている。また、MUCOM88用で利用できるサンプルMML(Mu
「同じファミコン画面でも当時と今では見ている画面が違う」ゼルダの伝説の画面比較 今どきの若い世代が古いファミコンのゲームをするのは難しいことではなく、バーチャルコンソールやニンテンドークラシックミニなど、現在売っているハードから遊ぶことが可能です。 しかし、若い世代と当時リアルタイムで遊んでいた世代では「同じファミコンの画面でも見ているものが違う」と海外掲示板で盛り上がっていました。 どう違うのか比較画像をご覧ください。 D: 左:今どきのハード&テレビで遊んだとき。 右:当時のファミコン&ブラウン管テレビで遊んだとき。 同じリンク(ゼルダの伝説の主人公)とは思えないほど雰囲気が違います。 ドット絵のデータは同一なのですが、アナログ接続(コンポジット端子やRF端子など)で繋いだブラウン管は画面がにじんで表示されるため、今どきのくっきりはっきりしたデジタル出力のドット絵とは別物に見えるのです
アーケードゲーム筐体を4分の3サイズで再現した家庭用ゲーム機「ARCADE1UP」を、タイトーが12月に発売する。 タイトーは9月18日、アーケードゲーム筐体を4分の3サイズで再現した家庭用ゲーム機「ARCADE1UP」を12月に発売すると発表した。収録タイトルが異なる3機種「パックマン」「スペースインベーダー」「ギャラガ」を用意。同日からAmazon.co.jpで予約を受け付ける。価格は各5万8000円(税別)。 ARCADE1UPは、米Tastemakersが製造する筐体。タイトーが日本国内での独占販売権を取得した。第1弾として「スペースインベーダー オリジナル/同 カラー」「パックマン/パックマン プラス」「ギャラガ/ギャラクシアン」の3機種を発売する。 筐体サイズは483(幅)×1163(高さ)×584(奥行き)ミリ、重さは約25キロ。17インチ液晶ディスプレイを搭載する。筐体はコ
ゲームファンが今遊びたい過去の名作とは?“現行ハードへの移植希望タイトル”アンケート集計結果をエムツーと分析してみた 2006年からはじまった「プレイステーション ゲームアーカイブス」、「バーチャルコンソール」といった旧作ゲームのダウンロードサービスの展開や、最近では「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」、「NEOGEO mini」などのクラシックなコンシューマーハード・アーケード筐体の復刻版の発売により、我々ゲームファンは過去のゲームハードを押し入れの奥から引っ張り出す面倒なく、往年の名作に触れる機会が広がってきている。 (画像はニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ|任天堂、NEOGEO mini | SNKのスクリーンショット) 「2018年9月にはNintendo Switch Onlineでファミコンゲームがプレイできたりと、近年“過去のゲームを現
プレイステーション4で『グラディウス』を久しぶりに遊んで、シューティングゲームについて思うところがあったので、ちょっと書いてみます。 しばらく前からあれこれ直したり書き足したりしているうちに収拾がつかなくなりまして、結局まとめることをあきらめて考えをすべてダラダラと羅列しました。 (ヘッダー画像は『グラディウス』のフライヤーを持っていなかったので、代わりに『ゼビウス』を置いてみました) 強制スクロールシューティングの特異性 『グラディウス』をプレイして改めて思ったのが、強制(オート)スクロールって本当に独特な遊びだなあということ。 「カメラのフレーム内=動ける範囲」で、それが勝手に移動していく。たとえるなら、移動する箱のなかに自分だけが閉じ込められて、そこで戦い続けるゲーム。ギミックや敵がドンドン過ぎ去っていくなか、それらを待ったなしで処理していく遊び。 この手のゲームは過去に散々遊んでき
貴重な開発資料が劣悪な環境に!? 本講演に立ったのは、バンダイナムコスタジオの兵藤岳史氏。冒頭、兵藤氏は参加者を見ながら「この講演は、平均年齢がいちばん高いんじゃないかと思っていました(笑)」と冗談交じりに話し、会場を温めてからスタート。 [2018年8月27日16時30分修正]兵藤岳史様のお名前について一部誤りがあったため、該当の文章を修正いたしました。兵藤様、および、読者並びに関係者の皆様にご迷惑をおかけしたことをお詫びいたします。 まず兵藤氏は、『パックマン』や『ゼビウス』など、1980年代ナムコのアーケードゲーム開発資料の一部を公開。『パックマン』の仕様書には“PUCK MAN”、『ゼビウス』の開発ノートには“シャイアン”と、当初企画されていたタイトルも記されており、会場からは驚きの声が上がる。そのうえで、兵藤氏は、これらの開発資料について“ゲーム史における最重要一次資料”、“ナム
» 【さらに大きく復活へ?】日本最大級のレトロゲーム博物館をめざして。修復作業の舞台裏を目撃した! Byクーロン黒沢 特集 愛知県犬山市の「日本ゲーム博物館」といえば、骨董級のピンボールから巨大なレトロ体感ゲーム、いにしえのレトロビデオゲームが入場料だけで「フリープレイ」。遊び放題という、まさに夢のような博物館だった──。 館内には維持やメンテナンスがとりわけ難しい「大型筐体」がずらりと並び、まさに「ここでしかプレイできない」古代の名作ゲームが目白押し。雰囲気は80年代、90年代のゲーセンそのもの。レトロゲームに思い入れがある人も、当時を知らない若い世代も平等に楽しめる、レトロゲームの平等院と呼ぶべき聖地……だったのだが、2016年1月、惜しまれつつも休館。 経営難から廃業か……。と思いきや、実はスーパー・リニューアル・オープンに向け、壮大なレストア作業の真っ最中だった! ・地味な倉庫はお
ビデオゲームの語り部たち 第7部:Mr.ドットマンこと小野 浩氏が,制約の中で追求した自由 ライター:黒川文雄 ビデオゲームは革新の連続で発展し,ハードウェアのスペック向上に伴って,ゲームのキャラクターや世界観も拡張を続けきた。その中でも大きな転換点が,1990年代前半の3次元コンピュータグラフィックス(3DCG)の登場であったことは,この連載で何度も書いてきた通りである。 3DCGにより,ゲームは“イマジネーション”から“リアリティ”へと舵を切った。筆者はかつて音楽業界に身を置いていたが,この変化にはレコードがCDに取って代わられたことと似た時代性を覚える。 今回の「ビデオゲームの語り部たち」では,そんな激動の時代を生きた元ナムコのドットアート・クリエイターである小野 浩氏の人生にフォーカスする。 人生はその人物が積み重ねてきた歴史だ。それを紐解くことは,その人柄や生み出してきたものに触
京都府の城陽市歴史民俗資料館が、夏期特別展「CONTINUE ~“ゲーム”90年の歴史~」を7月7日から催しており、連日人気となっています。ゲームの展示会は近年増えていますが、公営の歴史資料館で開催されるとは珍しい。 アナログ・デジタルを問わず多岐に渡るゲームを展示 ファミコンからNintendo Switchに至るまでの任天堂製品や、SG-1000からドリームキャストまでのセガ製品、プレイステーションやXboxなど、同館所蔵の家庭用ゲーム機を中心に展示。テレビテニスやオデッセイといった黎明(れいめい)期の機種や、スペースインベーダーなどのアーケード筐体もそろっています。 歴代の家庭用ゲーム機がずらり 黎明期の家庭用ゲーム機 オデッセイなど、ファミコン以前の機種も多数 「スペースインベーダー」などのアーケードゲーム筐体も スペースインベーダーやVS.システムなど、なつかしのアーケード筐体
突然だが、ここ最近はレトロゲームにすっかりハマっている。 この平成27年の日本において、すでに絶滅危惧の存在となっているが、 まだまだ各地で生き残っている。 中央本線で高尾から1駅の相模湖にも 残っているという話しを聞き、さっそく行ってみることに。 相模湖公園は相模湖駅から徒歩10分ほど。 新宿から1時間ちょっとで来れるくらい近い。 湖畔の公園ということもあり、なかなかにいいロケーション。 しかし、その看板とか、お土産屋の佇まいとかが、実にいい! 超レトロなんだわ。昭和後期というか、平成1桁くらいで時が止まってるような感じ。 たまらんねぇ~!! 相模湖には大きく分けて3つのゲーム屋さんがある。 まずは1つめのゲーム屋さんから紹介していこう。 もうすでにいい感じのロケーションでしょ? タクシーの乗り物とか、こういうエレメカも最近見かけないよね。 まず最初にお出迎えしてくれたのが、 ウッチャン
レトロゲームコレクターのEmmett Turnerさんが、2018年4月にフリーマーケットで購入したファミリーコンピュータの海外版NES用のゲームカートリッジの中から、謎の銀色の包みが見つかりました。NES用ゲームのカートリッジを解体する様子は以下のムービーで見られます。 Definitely NOT an April Fools joke! - YouTube レトロゲームのコレクターであるTurnerさんは、フリーマーケットで2本のゲームカセットを購入しました。 なぜこれを購入したのかというと、手に持ってみると普通のカセットよりも重くて気になったからだそうです。 購入したのはNES版の「ゴルフ」&「RollerGames」。実はTurnerさんは2本とも正規のものを所有しています。よく見ると「RollerGames」のカセットに貼られたラベルのカラーが、フリーマーケットで購入したもの(
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