5月、サッカーワールドカップアジア2次予選の日本対ミャンマーの試合で、ミャンマーの選手が軍への抗議の意思を示す、3本の指を立てました。この選手がNHKのインタビューに応じ、危険を顧みず行った抗議について「選手も軍に反対していることを知ってほしい」と述べ、弾圧されている市民との連帯を口にしました。 NHKの取材に応じたのは、ミャンマー代表のピエ・リアン・アウン選手(27)です。 ミャンマーではことし2月のクーデター以降、軍による市民への弾圧が続き、これまでに840人以上が犠牲になっています。 こうした中、アウン選手は5月28日に行われた日本との試合前、国歌斉唱の際に右手の3本の指を立て、軍に対する抗議の意思を示しました。 今回の代表チームに対して、ミャンマー人からは「国ではなく、軍の代表だ」といった批判も上がっていましたが、アウン選手は「ヤンゴンにいたときから、何かやろうと決めていた」と述べ