「領収書不要の内閣のヤミ金ではないか」 13日の衆院予算委員会でこう声を荒げたのは、日本共産党の穀田恵二国対委員長(77)だった。 松野前官房長官が裏金問題のドサクサに紛れ“官房機密費ごっつあん”…赤旗砲が再び炸裂! 穀田氏は、松野博一前官房長官(61)が昨年12月、自民党の裏金問題を理由に官房長官を事実上、更迭されるまでの約2週間に4660万円の内閣官房機密費(報償費)を支出していたことを報じた「しんぶん赤旗」の記事を取り上げ、事実関係や「何に支出したのか」を質問。ところが、答弁に立った村井英樹官房副長官(43)は、「内閣官房報償費は国の機密保持上、使途等を明らかにすることが適当でない」「個別具体的な使途に関するお尋ねにお答えは差し控えている」と繰り返すばかりだった。 さらに立憲民主党の山岸一生議員(42)も松野氏の機密費支出について、「5000万円近くの支出は事実か」「(支出は)おかし
《これぞ火事場泥棒ですかね。裏金だけでは飽き足らず官房機密費も使いたかったのね》 《何に使ったのかも言わず、ドサクサに紛れて使い放題、やりたい放題》 ニュースサイトのコメント欄に書き込まれた辛辣なコメントである――。 松野博一前官房長官が、2023年12月14日に退任する直前の2週間で、内閣官房機密費4660万円を使用していたことが明らかになった。 「しんぶん赤旗が情報公開で入手した『政策推進費受払簿』で明らかになり、2月11日に報じられました。 松野氏は12月1日、官房機密費9660万円を自身が管理する『政策推進費』に振り分けました。14日に後任の林芳正官房長官が引き継いだ際、金庫に残っていたのは現金5000万円で、差額の4660万円が、今回、注目されている金額です。どのように使われたのかはわかっていません」(政治担当記者) 松野氏が官房長官に在任していた2021年10月~2023年12
年の瀬の政界が揺れている。自民党安倍派の裏金問題。渦中の一人が岸田政権の官房長官、松野博一氏(61)。派閥から1000万円超が渡った疑惑が浮上した。この松野氏、どんな人物か。地味な印象だが、気付けば政権ナンバー2に。派閥でも重要な役回りを担った。なぜ出世したのか。何の腕前を買われたのか。(西田直晃、安藤恭子)
岸田首相は自民党最大派閥の安倍派が政治資金パーティー収入の一部を還流させるなどして裏金化していた疑惑を巡り、還流を受けた疑いのある松野博一官房長官(61)を交代させる方針を固めた。事実上の更迭となる。首相は後任人事の調整を進める考えだ。 【図表】一目でわかる…安倍派のパーティー券収入不記載疑惑の構図 複数の政府・与党関係者が明らかにした。内閣の要である官房長官の交代で政権運営が不安定化するのは避けられず、内閣支持率が低迷する首相にとって大きな打撃となる。 松野氏は2019年9月~21年10月に安倍派の事務総長として派閥の実務を取り仕切っていたが、還流疑惑に関して定例記者会見などで説明を拒み続けている。8日の参院予算委員会でも自らへの還流疑惑について、「私の政治団体に関しては適切に処理してきた」と釈明したうえで、「精査して適切に対応していく」との答弁を繰り返した。
岸田文雄首相は12日、翌日に行う内閣改造・自民党役員人事で、松野博一官房長官を続投させる方針を決めた。自民の萩生田光一政調会長も続投させる。
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