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福祉に関するtypicaのブックマーク (9)

  • 「子育て支援」の境界を崩す - 泣きやむまで 泣くといい

    ・障害児の親の会と学生たちで行う活動のおつかれさま会。参加が合計40人ちょっとか。 ・おそらくこの種の活動は廃れていく。それは活動の意義がなくなったということではない。ただ、意義を感じにくい時代になっていくだろう、ということ。 ・この活動のファンである保護者は減っていくはず。何もなかった時代には支援とつながるはじめの一歩だった。いまは一歩目になることに失敗している。それを防ぐための手立てはあるのだけれど、危機感自体が皆に共有されない。だから、何の工夫もされない。 ・すでに消極的と思われる保護者がちらほら。親の会役員になっちゃったから、仕方なく。わが子への価値が伝わってこないものから親は離れる。それだけのこと。伝える努力をしなければ、なおさら。 ・夕方のスーパーでカゴを持ったまま、保護者につかまる。まだ若い保護者も、もっと若い保護者とのギャップを感じている。昔から、同じ構図。同じだけれど、質

    「子育て支援」の境界を崩す - 泣きやむまで 泣くといい
    typica
    typica 2015/09/21
    “障害児が生き、育まれることに支援が必要なのではなくて、子どもが生き、育まれることに支援が必要な社会。”
  • チョコミントの練習問題 - 泣きやむまで 泣くといい

    ずっとその店に行くことはなくなっていた。彼がお気に入りだったチョコミントアイスの販売が終わってしまったからだ。彼は重い知的障害を伴う自閉症児である。 店のおばちゃんやおねえさんはすっかり顔なじみだった。ただ、どの商品を売るのかについての権限を持ってはいないだろうから、売れない商品がなくなるのは仕方ない。彼以外にチョコミントアイスを買う客を見たことはなかった。 彼はチョコミントアイスを求めてしばらく足を運んでいた。空っぽになったケースを指さして訴えるが、やがてあきらめて店を出ていく。おばちゃんたちはとてもすまなさそうにしていた。別の商品がケースにおさまるようになって、そのうち店に行くこともなくなった。 その店にチョコミントアイスがまた入荷されるようになったと情報が入る。それが、彼のためのものであるのかはわからない。でも、なんとなくおばちゃんたちの尽力を想像してしまう。 それでも彼には、ひとた

    チョコミントの練習問題 - 泣きやむまで 泣くといい
  • 当事者はこの説明で納得するのだろうか - 泣きやむまで 泣くといい

    特に選挙前だから、というわけでもないのだけれど、偶然に書店で見つけたので。 政治はどこまで社会保障を変えられるのか 作者: 山井和則出版社/メーカー: ミネルヴァ書房発売日: 2014/10/10メディア: 単行この商品を含むブログ (2件) を見る 民主党政権時代に、厚生労働大臣政務官など務めた国会議員による著作。介護、福祉、医療、雇用など、社会保障にずっと力を入れてきた議員が、政権についているあいだ、何を考え、どのように動いてきたのか、が少しわかる。 当然と言えば当然だが「こんなに頑張りました」「こんな成果を上げました」という内容が中心になるので、いろいろ不満は募る。とりわけあんなに批判していた障害者自立支援法をほとんど変えられなかったことについて、 この2年後(引用者注:ホームヘルプや通所サービスなどについて、市町村民税非課税世帯の利用者負担を無料化した2年後)に自立支援法を改正。

    当事者はこの説明で納得するのだろうか - 泣きやむまで 泣くといい
    typica
    typica 2015/04/10
    “支援に対する報酬が低い、という課題に対しては、それでよいのだろうとも思うが、それだけで必要な支援が整えられるわけでもない。”
  • 力尽きた彼と、逆算しない支援 - 泣きやむまで 泣くといい

    年の瀬も押し迫っていた頃の話。 朝、見知らぬ番号から着信がある。出てみると、以前に自分が支援をしていた子どもの身内だと相手は名乗る。次の言葉が出てくるまでのわずかな時間にも嫌な予感はあった。 子どもが昨日、亡くなったと聞かされる。 言葉を失う。 彼は、進行性の障害をもっていた。 知的障害や自閉症の子どもを主に支援している自分たちであるが、田舎というのはそんなにたくさんの支援者、事業所があるわけではない。どんな障害の子どもでも可能な限りの支援をする。彼は出会ったときからすでに自分で歩くことができなくなっていて、支援の中でいわゆる身体介護の占めるウェイトが重かった。けれど、好奇心が旺盛で、知的な発達にも少しの特性があって、支援者もいっしょになって楽しめることが多い子だった。 だんだんと体を思うように動かせなくなり、頻繁に検査入院を求められたりもするのに、嘆き悲しむ様子を見せない彼が少し不思議だ

    力尽きた彼と、逆算しない支援 - 泣きやむまで 泣くといい
    typica
    typica 2015/04/10
    “残された時間を理由にして与えられるものが変われば、何かが失われる。”
  • 江戸川区の「おやつ」の話を覚えていますか? - 泣きやむまで 泣くといい

    もう2年ほど前のことになるが、少し多くの人に読まれた記事を書いた。江戸川区の学童保育における「おやつ」の話である。 「おやつ廃止」はもうちょっと複雑な話 http://d.hatena.ne.jp/lessor/20130227/1361989441 江戸川区の異様な「便宜供与」について http://d.hatena.ne.jp/lessor/20130306/1362568023 新たな動きがあったのだが、まずは振り返ってみよう。 学童保育所では「おやつ」を出すのが一般的だった。ところが、江戸川区では保護者の就労を伴わなくとも使える「放課後子ども教室」と学童保育所の一体的な運営がはじまり、それを機に「補(おやつ)」を廃止してしまった。学童は社会福祉事業であるのに対し、放課後子ども教室は一般に教育行政が受け持つのだが、自治体によってはどちらも同じ課が管轄していることがある。 学童保育に

    江戸川区の「おやつ」の話を覚えていますか? - 泣きやむまで 泣くといい
    typica
    typica 2015/04/09
    “福祉的な観点から子どもにとって必要と認められていることが、個々の自治体の教育行政による判断で覆されてもよいのか”
  • 「この子は障害児じゃない」が否定するもの - 泣きやむまで 泣くといい

    なんで「この子は障害児じゃない」とか軽々しく保護者に言う「事業所」があるのだろう。さらに親の育て方を責めはじめるとか、自分の理解を超えている。 「障害」を診断のように「客観的」な基準に基づこうとするものとしてとらえずに、個人の主観が入り込むことをひとまず認めるとしよう。その支援者からみて「障害児」でない子どもがいたとして、それを「障害児じゃない」ということにいったいどんな意味があるのか。 事業所に来るのは、親が悩んでいるからであり、子どもが困っているからだ。「障害じゃない」なら当事者の感じている困難さは幻なのか。親は「うちの子が障害児だから支援してほしい」と願っているわけではなく、ただ「困っているから支援してほしい」のである。 にもかかわらず、ただ「困っている」と訴えるだけでは十分な支えが得られずに、あれやこれやと責任を問われる。そこで、支援を得るための根拠として「障害」というラベルを徐々

    「この子は障害児じゃない」が否定するもの - 泣きやむまで 泣くといい
    typica
    typica 2015/04/09
    “「私は自分の子どもをちゃんと育てた」という自信は、本当に支援者としての成長を阻む”
  • 「福祉行政は風俗産業に敗北している」:日経ビジネスオンライン

    仁藤:困窮状態にある10代の女の子を中心に支援活動をしています。中身としては大きく分けて4つあって、1つ目が夜間巡回と相談事業。夜の街を歩いて、ひとりでいる女の子とか、帰れずにいる少女たちと出会うような活動と、全国から寄せられる相談に対応します。 手法は様々で、直接会うこともあれば、LINEや電話を通してということもあります。やっぱり人たちになじみのあるツールからの連絡は多いですね。去年1年間で90数人から相談があって、そのうちの3割ぐらいが地方の子でした。北は北海道から南は九州まで。週末に講演で全国を回っていますが、その機会を使ってその土地で相談者に会うようにしています。 一緒に事することが支援に 仁藤:活動の2つ目が、料面での支援です。これにはとても力を入れていて、一緒にご飯を作ってべたりするような場所や時間を持つんです。当に貧困状態の子は、今日べる物がないとか、誰かと

    「福祉行政は風俗産業に敗北している」:日経ビジネスオンライン
    typica
    typica 2015/03/25
    “福祉や支援が行き届かないというのは、支援のあり方が機能してないだけ””相談者に一カ所の施設を紹介するだけで、そのあとは知ったこっちゃないという行政の対応”
  • 行方不明 - 泣きやむまで 泣くといい

    Yahooのトップに載ったのは時事通信の記事。 6歳男児が施設から不明=大阪府警、200人で捜索 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150301-00000071-jij-soci 2月28日夕方以降、同市若竹町の児童施設から行方不明になっている・・・帰り支度をする28日午後4時半ごろ、施設職員が室内にいるのを確認しているが、10分後には姿がなかった。室内にジャンパーや下、、バッグが残され、裏口のドアが開いていたことから、はだしのまま外に出たとみられる。 「児童施設」となっているが、他紙では、 大阪・豊中の6歳男児が行方不明、府警が捜索 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150301-00000543-san-soci 軽度の知的障害があり、昨年12月から同市内にある障害児の支援施設に月数回通っていた。 という

    行方不明 - 泣きやむまで 泣くといい
    typica
    typica 2015/03/03
    “子どもの脱出防止策にどんな方法を用いているか、は有意義な情報だと思う。良い施設設備についての情報共有は大事だ。””子どもの支援方法について調べるよりも、ずっと難しい。”
  • 「利用者のため」が虐待に行きついたとしたら - 泣きやむまで 泣くといい

    業界関係者には、それなりに衝撃が走っているのではないか、と思う。 障害者施設で虐待か 長崎県が処分 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150226/k10015779301000.html 世間は「また虐待か」ぐらいの印象かもしれないが、その障害者施設の運営法人が「南高愛隣会」である。「誰もが優良企業と思ってきた会社の不祥事」ぐらいの意味をもっている。「マクドナルド」や「ワタミ」が事件を起こすのとは、わけが違う。 改善命令を受けたのは、障害者の生活援助や就労支援を行っている雲仙市の社会福祉法人、「南高愛隣会」です。 長崎県によりますと、この法人が運営する雲仙市などの4つの施設で、平成17年ごろから平成24年にかけて、▽興奮状態になった男性の利用者を職員が馬乗りになって押さえつけあばら骨を折るけがをさせたり▽宿直の男性職員が障害のある女性利用者に複数回にわた

    「利用者のため」が虐待に行きついたとしたら - 泣きやむまで 泣くといい
    typica
    typica 2015/03/03
    “利用者のためと邁進してきた結果が、目の行き届かないほどの大きな支援組織を作り出してしまい、最後には利用者を傷つけてしまう、という皮肉。”
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