先日、近所の病院で、患者のおばあさんと受付のおばあさんのおしゃべりが聞くとはなしに聞こえてきた。すると、ご近所さんたちの悪口オンパレードの中に、どうにも気になるこんなやりとりがあった。 「まあ、あの人は、長野県人だから(苦笑)」 「ふふ、わかります(苦笑)」 どういうこと!? 自分自身、長野県出身のため、これは聞き捨てならないセリフだが、唐突におしゃべりに割り込むわけにもいかず、なんとなくモヤモヤした気分で帰路に就いた。 そもそも「関西人」のような大きなくくりや、「大阪人」「名古屋人」のようなメジャー都市であれば、俎上に載せられるケースが多いのもわかるが、「長野県人」なんてピンポイントすぎる気がする。 一般的に「長野県人」ってどんなイメージなのか。ときどき言われる「頑固」「生真面目」などのことだろうか。これらも、いつ、どんなきっかけで言われるようになったのか。 『新版 出世・結婚・お金は『