「猫の思」オーナーの西森澄江さん 行き場をなくした猫が暮らすゲストハウスが高知県越知町にある。運営する女性は「きっと誰かの役に立てるはず」。保護猫は優しく見守られ、宿泊客を癒やす。 (末尾に写真特集があります) 越知町越知甲の住宅街にある「猫の思(おもい) guest house OCHI」は、民家を改装したゲストハウスだ。現在、3匹の猫が気ままに暮らす。 「ここに居るのは、みんな保護猫。来るもの拒まずです」。猫をなでながらオーナーの西森澄江さん(63)は話す。地元で保護した猫とふれあえる部屋を設けたゲストハウスは、開業から2年目に入った。 2016年7月、近所の高齢男性が亡くなった。孤独死だった。その後、西森さん宅の庭に若い猫2匹が現れるようになった。男性は猫を十数匹飼っており、行き場のない猫が周辺をさまよっていた。 「一度エサをあげれば、一生責任を持たなければいけない」。西森さんは家