「ゲームは楽しいが、ゲーム作りはもっと楽しい」という話がある。遊ぶ側にいた人間が作る側に回り、ルールや手触りや演出を自分で組み立てることに別種の面白さを見出す。ゲームは完成品として面白いが、ゲーム作りはその面白さを自分で組み立てるという、さらに深い楽しさがある。 前の記事で、AIエージェントにGodotのゲームを作らせるワークフローについて書いた。AIが動くゲームを作り、テストし、改善案を出すところまでは手順化できる。しかし「このゲームの重心はここではない」と判断して方向ごと変える段階では、AIはてんでダメだという話をした。 だが、このAIの弱さは、別の角度から見ると面白さの源泉でもある。 AIと一緒にゲームを作っていて面白いのは、AIが無邪気に「これが面白いでしょう」と出してくるものを、人間が「いや、そこは違う」「そこはもう少しこうしないとだめだ」と直していく往復があることだ。AIはそれ

