国内で本格的な普及が始まったブルーレイ・ディスク対応機の売り場=東京都内の家電量販店 日本記録メディア工業会は14日、08年のブルーレイ・ディスク(BD)など次世代DVDの記録メディアの世界需要見込みが2千万枚になると発表した。07年11月時点での予測を2割下方修正した。日本国内では今夏からBD対応機の本格普及にやっと火がついたが、欧米市場は依然として振るわなかった。 08年需要は、06年11月時点での予測(約5200万枚)に比べると6割少ない。10年の需要も07年の予想から3割減らして1億5200万枚にとどめた。BD対応機の店頭価格が今夏まで下がらず、「普及の立ち上がりは当初見込みより1年程度遅い」(同工業会)という厳しさだ。 特に北米中心に海外ではBD対応機の普及は鈍く、高画質に対応した低価格の現行DVDプレーヤーの販売に力を入れるメーカーも多い。BD普及では日本市場が先行して、