今週火曜,ここのところ世間を騒がせていたプラズマ・エッチング装置メーカーのエフオーアイ(FOI)が,ついに上場廃止となりました(発表資料)。同社は,NECおよび東京エレクトロン出身の技術者が1994年に創業したベンチャー企業で(Tech-On!関連記事),新規株式公開(IPO)不作の年だった2009年11月,数少ないIPO案件として東証マザーズに上場しました。 しかし,上場前となる2009年3月期の決算において,約100億円もの売上高の水増し,いわゆる粉飾決算があったことが,内部告発により発覚。2010年5月12日に金融商品取引法違反容疑(有価証券届出書 虚偽記載疑い)で証券取引等監視委員会の強制調査を受け,同社自身も粉飾決算の事実を認めて,同月21日には破産手続き開始の決定がなされました。 上場からわずか半年後の粉飾決算,売上高の9割にも達する架空取引など,エフオーアイの粉飾決算は,ベン