グループウェア大手のサイボウズが先週発表したクラウドサービスは、企業向け情報共有ツールをめぐる新たな戦いの始まりを告げるものといえそうだ。 情報共有ツールをめぐる新たな戦い サイボウズが12月5日、エンタープライズ向けのグループウェアサービス「Garoon on cybozu.com」の提供を開始したと発表した。従来のパッケージ版「Garoon」を機能強化し、独自開発のクラウド基盤「cybozu.com」から利用できるようにしたサービスである。 最大の機能強化点は、組織横断型プロジェクトを支援する「スペース」と呼ぶ新機能を搭載したことだ。 新機能は、業務遂行に必要なディスカッションスペース、ToDoリストの共有、ファイルの共有、同社のPaaS「Kintone」で作成した業務アプリケーションなどを1画面(スペース)に集約。プロジェクトに関連する情報を1カ所に集約できるため、業務の効率化を図れ