東京ヴェルディの菅原智選手、おめでとうございます! あのイチローですら安打数世界一にはまだ1000本以上ヒットが必要だという中で、日本の誇るサッカー界の名門は、燦然と世界にその名を刻むことになりました。沈みゆくヴェルディの名を世界に轟かせたのは、菅原智選手。読売ユースからヴェルディへと進み、名門の歴史とともに歩んできたこの男が、「日本にヴェルディあり」と高らかに示してくれたのです。 15日に行われたJ2第8節サガン鳥栖戦で、栄光の瞬間は訪れます。キックオフ直後にヴェルディ大黒が自陣中央の微妙なスペースに蹴り込んだボールと、それを追う鳥栖選手。菅原智はベテランの嗅覚で、その危険性を察知していました。「このボールを奪われたらピンチだ」「後ろにはGKしかいない」「何としても俺が止めなくては!」…そんな責任感が彼を走らせ、見事に相手選手を引きずり倒すことに成功。すると主審は、決定的な得点機会をファ