飛鳥時代に聖徳太子が創建したと伝わる大阪市平野区の古刹(こさつ)「如願寺(にょがんじ)」に、ロシア人の副住職がいる。ドミトリー・ヴォルコゴノフ・慈真(じしん)さん(30)。若い頃から日本文化に憧れ、実家が寺の女性と結婚したのを機に、日本で本格的に修行して僧侶に。寺の宿泊施設を利用して外国人観光客らを受け入れる「寺泊(てらはく)」にも積極的で、「日本と世界の懸け橋になりたい」と意気込む。 (井上裕貴) 「よいお参りでした」。長身の袈裟(けさ)姿で境内に立ち、流暢(りゅうちょう)な日本語で参拝者に話しかける。 如願寺は、弘法大師空海を宗祖とする真言宗御室(おむろ)派の寺。外国人のイメージとはかけ離れているため、平成29年に副住職に就任した際は「どういった縁で僧侶に?」「どこから来たのですか?」などと質問されることも多かったという。 しかし、その立ち居振る舞いは僧侶そのもの。檀家(だんか)を法事
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