このページは資格試験とは離れ、電話の歴史、特に最初の発明についての小話を紹介したいと思い作成したものです。既に書き始めてから20年を超えてますので、不足の部分や、勘違いしていた部分を少しづつ改訂中です。 さて、電話の発明者がグラハム・ベルであることは一般常識ですが、事実はそう単純でなさそうなのです。 私が初めてこの事を知ったのは高校生ぐらいだったでしょうか、「栄光なき天才たち」というマンガがきっかけです。第1巻の第1話だったことはよく覚えています。そこには孤高の天才として「もう一人の発明者」エリシャ・グレイが描かれていたのです。これは読んだ当時、衝撃的に思えました。 時は流れ、電話技術の勉強をするようになった私はグレイのことが気になりました。調べが進むにつれて、マンガにはかなりの脚色が入っていて、背後にはもっとドロドロした人間同士の争いがあったことに気付きました。これは予想を超えた面白さで