分散型技術により可能になるWeb3.0 ブロックチェーンをはじめとする分散型ネットワークの台頭によってこれからの時代が大きく変わっていく。そのような次世代の世界観を表す文脈で語られることの多い概念のひとつに「Web3.0」があります。 Web3.0とは、Web1.0およびWeb2.0に続く、ウェブサイトおよびインターネットの潮流、特徴および構造を表している概念です。「Web」とついていますが、必ずしもウェブの発展のみを指しているわけではなく、広義でインターネット全般の変遷を表しています。 Web1.0、2.0および3.0の定義については諸説あり、明確に規定されてはいません。大まかには、「ウェブの父」として知られるティム・バーナーズ=リーが、1989年にワールドワイドウェブ(WWW; World Wide Web)を発明して以降の初期インターネットがWeb1.0、GoogleやAmazon、