トンブリ級海防戦艦( とんぶりきゅうかいぼうせんかん、HTMS Dhonburi Class Coastal defense ship)は、タイ海軍の海防戦艦の級名。砲艦[3](モニター艦)と見做されることもある[4]。 概要[編集] 本級はタイ海軍が自国の沿岸防御のために、フランス極東艦隊を仮想敵として建造した戦闘艦艇である。 1934年のタイ海軍第一回拡張計画で計画された[5]。当時のタイ海軍は自国で近代的戦闘艦を建造することが出来ず、外国で建造した艦艇を輸入する方法で海軍力を増強していた[6]。その流れの中で、水雷艇(駆逐艦)をイタリア王国に、砲艦や潜水艦やタンカーなどを大日本帝国に発注した[7][注釈 2][注釈 3]。 1番艦トンブリ・2番艦スリ・アユタヤ共に日本・神戸の川崎造船所で建造されており[10]、1936年に起工、1938年に竣工してタイ海軍に引き渡された。 1番艦トン